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LMI製作記録 1

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ギターを製作されているホームページを見ていると、わくわくしてしまいます。
こうやって作るのか、なるほどなあと感心するばかりです。
特に板を曲げてオリジナルなギターができたらなんてすばらしいだろうと思います。
私はまだまだ経験が浅く、いきなりオリジナルなものは無理でも少しずつ作り上げていきたいなあ と思い、とりあえず材料を注文してみました。
 どこまで自分でできるか、まだ悩みながらでの製作になりそうですが、これまた楽しそうです。
 とりあえず今回の目標は最低限トップの板を自作することです。
製作開始2001年10月
製作終了2003年5月
10/13
型枠を製作しました。ドレッドノートの型は前回作ってありますので今回はLMIにOOOモデルのプランがあったのでこれを基に作ってみたいなあと思います。以前糸鋸で切りましたが、うまくいきませんでしたのでバンドソウで1時間かけて切り出しました。慣れればもっと早く切れるでしょうね。コンパネを6分割した3枚を木ねじで固定して作業しました。
あわてないことですね。なかなか満足です。ただバンドソウはくり抜きができないので何らかの対処が必要だと思います。
10/13
LMIに材料を注文しました。ここは月ごとにお買い得品があり、しかもたくさん買うと更にお買い得になります。それに目を奪われついつい余分に材料を購入してしまいました。
9月に注文したのですが、サペリの裏板、側板セットが3セット買うと1セット25ドル、イングルマンスプルースというトップ材が26ドルで3セット、シトカスプルースが22ドルで2セット購入してしまいました。うーーん商売上手だ!まあ失敗してもいいかという保険金ですね。
10/13
これはシトカスプルースです。1作目で使った材料と同じですが、AAというランクです。LMIの基準と他の会社の基準は少し違うようで、なかなか木目も通っていて良い材料に思えました。ただ価格もLMIは高めの設定なのでなんとも言えません。stewmacだとaaが17.5ドル、aaaが34.5ドル、LMIはaaが通常は31.65ドルです。
12/10
 LMIにベンディングまでお願いしたホンデュラス・マホガニーです。マーチンキットを同時に作っていますが、同じマホガニーでも色、質感が違います。マーチンのマホガニーはホンデュラス物ではないかもしれません。1セットだと52ドルちょっととかなりのお値段です。しかもサイズは写真のように、ご覧のように調整が必要です。裏返せばディープモデルなどオリジナルなものが製作できる良さがありますね。
12/10
 出来上がった物を枠に入れて調整しています。幅はマーチンキットの材料と同じ幅に切りました。この後でネックブロックとテイルブロックを接着します。ここはStewmacのものです。
12/26
 Stewmacのものは基本的にドレッドノートのものです。こんなに削らなくてはいけませんでした。ダブテイルの部分はマーチンキットとは互換性がありません。ダブテイルの底は穴が開いてしまいました。ネックを入れてみましたがなんとかなりそうなので、このまま製作続行です。ライニングも取り付けました。
12/26
 テイルブロックもばっさり切り落としました。上がLMIのマホガニー、下がマーチンキットです。
2002  3/12
 年度末で大掃除があったりで、なんと3ヶ月もほったらかし状態です。枠に入れて木のストレスをなくそうとしています、というのはまったくのウソで、忙しくて作れない。たまには枠から出して記念写真!
4/17
 前2作で使用したStewmacのアバラムです。3本で1周になります。ただ、マーチンキットに入れた場合は若干ひずみがあり、時に折れることもありますが、仕上がりに問題はありませんでした。
4/17
 大和マークで購入した、グリーンアバロンです。こちらは昔ながらのもので、手間がかかりそうです。買ったまま使ったことがありません。stewmacのものより厚めで高級感がありますね。サウンドホールをどう仕上げようか思案中です。
4/17
 ロゼッタです。LMIのものです。クラシックギターに使われていますね。マーチンのモデルにも使われていたような気がします。おしゃれで仕上がりも今までのものとはちょっと違う雰囲気になりそうです。今回はこれを使ってみようかなと思います。でもロゼッタをつけるには新たな挑戦が必要です。
4/17
 マーチンから取り寄せてあるプリメイドのサドルです。上から7/16、3/8、5/16です。ハイ、ミディアム、ローの方がわかりやすいですね。ミカルタというプラスティックのようなものです。特に言及するほどの物ではなく、私のd28とは違う簡素な作りですが、最終の仕上げにこの高さは基準になりますので、大切にしています。
4/22
 さて、久しぶりに製作再開です。とりあえずフィンガーボードからいきます。stewmac製ですから、サイズに合わせて、のこで切り落とします。マーチンキットはサイズが決まっていて作りやすいのですが、フィンガーボードの単品販売はありません。またドットの穴も丁寧に開けてくれていますが、オリジナルを作るのなら、こうした汎用のものがいいですね。
 ドレメルで初めて穴を掘っています。おっかなびっくりで手がままやいてしまいました。
4/23
 やっぱりギター作りは楽しい!本職に追われ、ストレスもたまる中で、ギターが少しずつ形になっていくというのはなんとすばらしいことでしょう。(裏返せば本職の方はなかなか形に表れないということか?)
 ちょっと(かなり)隙間ができてしまいましたが、なんとかインレイが入る大きさの穴を開けることができました。
4/24
 昨日削ったエボニーの削りくずを取っておけば良かったのですが、隙間埋めに挑戦しました。エポキシに黒の粉末の着色剤を混ぜて埋め込みました。最初からうまくいくとは思いません。色合いが気になります。はみ出たエポキシがきれいなアバロンの上にたっぷり出てしまっています。
4/30
 4月も終わりです。
紙ヤスリでゆっくりエポキシを落としました。隙間は近くで見ればバレバレですが、ちょっと見ではわかりません。なかなか満足のいく出来です。
我が家のHD28Vと見比べてみると・・・さすがマーチン、隙間がない!しかも私のインレイは少しでかすぎたような・・・
5/1
 エンドトリムを作りました。
黒いものはマーチンのOOO18モデルのものです。
ローズウッドはD28キットの裏板の端材です。端材は取っておくとなにかと役に立ちます。
タイトボンドでヘリンボーンにしました。この後のこぎりで切断して、形を整えます。かんなはかけられないので、紙ヤスリでゴシゴシ削ります。今回の作品は急がずに手をかけていこうと思います。
5/8
 裏板の張り合わせをしました。
ホンジュラス・マホガニーです。
ネックに使用される材と同じで、ギターには昔からよく使われる材料です。インディアン・ローズウッドに比べると、材は柔らかくて、木目が交差しています。ラワンに似ていますが、軽く、色合いも赤茶系です。この材もだんだん取れなくなってきているようです。失敗して材料を無駄にしないようにしましょう。アクリル板で作った型を当てて、どの辺を使おうか考えています。
5/8
 中心には、ジッパーのストライプを入れて、タイトボンドで接着します。材の厚さは5mmありますから、うまく接着できれば、削って3mmまでにしたいと思います。
 はたがねがもっと必要です。
5/8
 トップはシトカスプルースaaです。LMIにaaaも取り寄せました。aaは節目の模様が入っていますが、aaaになると、節目の模様はなくなります。マーチンでいうとスタンダードのD28、
D18などはaaグレードと同じです。
 HD28Vなどのビンテージタイプはaaaあたりでしょうか。マスターグレードはまだ購入したことがないのですが、木目の詰まった良い材料でしょう。マーチンなら42タイプ以上かな。今回は22ドルのものです。
 ちなみにマスターグレードは71ドルほどします。音にどれだけ差がでるのかわかりませんが、見た目の美しさははっきりとわかりそうです。
 さて、かんなで平面を出すのはとても難しいので、紙ヤスリを使いました。でも、端の方が削れちゃうんですよね、中心が少し、隙間が出来る位に調整しました。
5/9
 かんながけです。LMIの材料は5mmの厚さです。
センターストライプが3mmですから、力を均一にかけてストライプの削りくずが出るまで削っていきます。時間にして1時間は削ったでしょうか?しんどい作業です。ちなみにLMIにこの作業を注文すると20ドルとられます。どこまで自分でやるか、やれるかで、材料費は削ることが出来ます。肩が、腰がうなっております。
5/13
 エンドトリムの接着です。カッターで切り込みを入れて、のみで削っていきます。エンドブロックが出るまで地道に削ります。
その後、今回はエポキシで接着してみました。エポキシはパテの効果もありますので、それに期待してしまいました。
5/14
 ひたすら180番のヤスリをかけて、平面にします。今回はなるべく木だけで作ってみようと思っていますので、ちょっと地味ですが、まあいろいろ挑戦してみたいと思います。エポキシがはみ出たところまでヤスリがけをするので結構な時間がかかりましたが、良い感じで仕上がりました。
LMI 1
LMI 2
LMI 3
LMI 4