。トタンジスタには大きく分けてPNP型とNPN型の2種類があります。真性半導体(純粋なシリコン、ゲルマニューム等)に微量な不純物を加えることによってP型、N型に変化します。それによって電気を運ぶ担い手(キャリア)ができます。これをうまくコントロールすることによって、スイッチング回路、増幅回路などを作る事ができます。3本足の各名称はベース(B)コレクタ(C)エミッタ(E)と呼びますがNPNの場合コレクタからエミッタに電流が流れ、その流れ具合をベースでコントロールする訳です。PNPはNPNと逆に電流が流れます。
トランジスタの分類
2SA-xxxx |
PNP型、汎用、小信号用、高周波用 |
2SB-xxxx |
PNP型、大電力用、低周波用 |
2SC-xxxx |
NPN型、汎用、小信号用、高周波用 |
2SD-xxxx |
NPN型、大電力用、低周波用 |
昔はこのように分類されていたようですが、現在では余りあてになりません トランジスタの動作を一言で言うと「小さな電流を大きくする」です。なんだか魔法のようですが、もちろん電源がなければなりませんが。
NPN型トランジスタのベースにちょっとの電流を流します。するとコレクタ−エミッタ間に電流が流れやすくなります。つまりコレクタ−エミッタ間の抵抗値が小さくなります。ベースに電流を与えるのを止めるとコレクタ−エミッタ間の抵抗値が大きくなります。すなわち、ベースには小さな電流の変化しか与えていないにもかかわらず、コレクタ−エミッタ間には大きな電流の変化として現れる訳です。これが増幅回路の原理です。
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