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■PIVOT e-nenpiの取付
■用意するもの
□ドライバー
□ラチェットレンチ
□電工ペンチ
□ギボシ端子
□検電テスター
□両面テープ
□シリコンオフ
インプレッサに燃費計ってのもどうかと思いますが、EVCのグラフ表示をスロットル開度にしたことと、昨今のガソリン価格の高騰をきっかけにちょっとばかりエコ運転に目覚めてしまいました。(^^ゞ
いくつかのメーカーから燃費計がリリースされていますが、値段とメーター自体のサイズが一番小さかったPIVOTのe-nenpiに決定!
見た目はお手軽メーター系のような感じに見えますが、ECUの車速信号とインジェクター信号を基に計測してくれるので、かなり精度も高そうです。


e-nenpiが表示できるのは、瞬間燃費、平均燃費、積算燃費、区間燃費、燃料消費量、燃料積算消費量、アイドリング消費量、ガソリン代と盛りだくさんな内容になっています。

定価は19,800円ですが、楽天市場で価格チェックしてみると、大体14,800円前後で売られているようです。

今回は同じくPIVOTのRAIZINという燃費向上系パーツと同梱モデルが2,000円高の16,800円で売られていたので、そちらを購入しました。

購入して速攻でRAIZINはY!オクへ出品。(^^ゞ

見事狙い通り、4,000円で売れました〜。落札者様、ありがとうございました。m(vv)m

というわけで、実質12,800円で購入ということに。その他にも楽天ポイントを使用したりので、実質11,000円位で購入できました。(^-^)v

【マルチ燃費計】PIVOT/ピボット/FCM
Pivot ピボット デジタルメーター e-drive エコノミードライブサポートモニター
【補助金対象】【最新モデルDタイプ】TECTOM 燃費マネージャー [FCM-2000W(D)]

APEX アペックス i-cruising 407-A021
本体はとても小さくて、タバコの箱の半分よりちょっと大きいくらいです。



ディスプレイ部は本体がコンパクトなので仕方がないのですが、一度に表示できる数値は1つだけで、しかもアルファベットが読みずらいのが欠点と言えば欠点です。ボタンを押した感じも若干しょぼいです。_| ̄|○








裏側を見てみると、配線がコネクターを介さず直接基盤に半田付けされているので、車両に配線する際は、予め本体の設置場所を考えておかなければいけません。

配線が通っている穴のとなりの穴は何なんでしょう??
本体の取り付け場所を決定するために、タバコの箱を使って本体と同じサイズにダミー?を作ってみました。(^^ゞ

購入する前から、設置するなら一番見やすいステアリングコラム(以下、コラム)の上かなーと思っていました。

写真の位置に設置するなら、そのままでは両面テープが使えないのでe-nenpi専用マウントをワンオフで製作することにしました。
素材は色々と考えてみたのですが、一番手軽そうなエポキシパテを使用することにしました。

ホームセンターで680円でした。
必要なくらいの量をカッターで切ってこねます。

毛染めにも使いそうなビニールの手袋が付属してきますが、全然くっつきまくって作業性は悪いです。しまいにはくっついたパテをはがそうとして穴が空いてしまったので、結局素手で作業しました。(^^ゞ

後でネット検索して知ったのですが、水を付けながら作業するとくっつかないらしいです…。
型取りするために、コラムにラップを使って養生します。

養生テープだとパテがくっついてしまってダメでした。

ラップで養生したコラム上に載せてパテを大体の形に整えます。

割とすぐに固まってしまうのでスピード勝負です。
念のため、半日後にステアリングコラムから剥がしました。

ラップのお陰でキレイに剥がせました。(^-^)
荒めの耐水ペーパーで削って形を作っては何度もコラムに当てがって、隙間が出来ないよう、フィッティングを確かめます。

薄付けパテを使いながら修正していきました。
やっと大体の形が出来上がってきました〜。
ダミー??のe-nenpiに当てがってフィッティングを確かめながら、耐水ペーパーで削っていきます。
脱脂した後、プラサフを吹きました。

ここでも吹いては削りを2・3度繰り返しました。仕上げ用の細目の耐水ペーパーを使用します。
塗装をして乾かしている間に、配線処理を済ませました。

ECUから車速信号とインジェクター信号を取るので、助手席側の足元のカーペットをめくってECUをひっぱり出します。

その他にも常時電源とアースが必要なので、これは本体の近くの既存の配線へ分岐、アースも適当に落としました。
かなりの車種をカバーすべく配線図表が付属されているので、全く迷いません。

ちなみにウチのインプレッサは写真の「SU-6」の通りです。
配線図表を参考にインジェクター信号(ピンク)の配線から分岐します。

ECUの配線の被覆をカッターで剥いぎ、付属のスプライス(カットギボシ)で配線してビニールテープでしっかりと絶縁します。
車速信号は既にRSMやカーナビの取り付けの際に分岐させているので、ギボシ端子を使用して分岐させました。
自作マウントが完成するまで、養生テープでコラム上に設置。
自作マウントを黒スプレーで塗装した後、クリアを吹き、乾いてから液体コンパウンドで磨きました。
設置するとこんな感じ。ちょっとイビツですが、まずまずの出来です。

本体を設置すると見えなくなる部分はかなり手抜きです。(^^ゞ
シリコンオフ等でしっかり脱脂した後、両面テープで取り付け。

イメージ通りに行きました〜。(^-^)v
角度を変えて撮影。
EVCをコラムのほぼ真ん中付近に設置している関係で、この場所に設置しましたが、ブースト計とほぼ!?左右対称でいい感じです。

始めは汎用ステーを折り曲げて設置しようかと思いましたが、手間がかかった分、専用マウントを自作してかなり自己満足度は高くなりました♪
インプレッション

「e-nenpi」ではガソリンの噴出量設定をしなれければ計測できません。噴出量設定は2種類の方法があって「燃費入力」と「給油量入力」があります。

「燃費入力」は、自分の車のリッター当りの燃費を知っている場合は、その数値を入力するだけで済む簡単な設定です。

いっぽう「給油量入力」は、ガソリンを満タンに給油する際に計測開始の操作をし、ガソリンを70〜80%以上消費してから、再度ガソリンを満タンに給油した際の給油量を入力して設定完了となります。ちなみに、2回ともガソリンを入れる際には店員さんに「ギリギリまで満タンにしてね」とお願いしました。(*^-^*)

簡単に燃費測定を開始できるのは「燃費入力」方式ですし、より精度の高い燃費測定をするためには「給油量入力」方式を選ぶことになります。せっかく高機能な燃費計を装着するわけですから、面倒がらずに「給油量入力」を当然選びました。ちなみにメーカーに問い合わせたところ、工場出荷状態では軽自動車の噴出量に設定されているということでした。ですので、噴出量設定をしないままインプレッサで使用するとありえない燃費表示をするわけです。(^^ゞ

設定をすべて完了した後は、「瞬間燃費」を表示させて走行しています。

インプレッサではどんな風に走れば低燃費になるのかいろいろe-nenpiのディスプレイを見ながら走行して試してみました。
車が走っているのにアクセルを踏んでいない状態になると、e-nenpiの瞬間燃費表示モードの場合は、リッター当り「99.9」キロを表示します。
燃費を稼ぐためには、なるだけこの「99.9」を表示させられるような走行を目指すと高燃費が期待できるわけです。

実際に装着して走行してみてまず感じたことは、やはり出だしはやたら燃費が悪い!。リッター当り2キロとか3キロを普通に表示します。(以下、「リッター当り」という表記は省略します)
そのまま燃費を稼ごうとひたすらアクセルの踏む量を控えめにしても、6から7キロあたりまでしか伸びませんし、流れに乗るほどのスピードになかなか到達もしません。ですので、多少アクセルを踏んで早めに加速を済ませます。ブースト計でいうとだいたい0.2〜0.4キロくらいのブーストで十分です。加速が済んだらディスプレイを見ながらアクセルを緩め(1,700回転前後)、惰性を利用して流れに乗って走ってみると、常時10キロを超えながら走行することが可能です。ただしこれは、あくまで平坦な道路での話で、上り坂はこうはいきません。勾配の具合にもよるので一概には言えませんが、2キロくらいは燃費が悪化してしまいます。
逆に下り坂になるとかなり燃費は伸びます。特に長い下りですと、エンジンブレーキを使用しながら走行できるのでアクセルを踏む必要がなかったりすると、瞬間燃費の表示は「99.9」です。(アクセルを踏んでいないので当然です…)なので、下り坂ではだいぶ燃費を稼ぐことが出来ます。

それと、一般的なエコ運転でもよく言われるように、停車するのが分かっている場合は早めにアクセルを踏むのをやめて惰性で走ることです。たとえば、前方の信号が赤なのが分かった時や、交差点や踏切などの一時停止など、気を付けて運転してみるとかなりこういったシチュエーションはあると感じました。当然、アクセルを離すと瞬間燃費は「99.9」になりますからこれでも燃費を稼ぐことができます。

せっかくのインプレッサですから、ガンガンにブースト掛けて走りたいときももちろんあります。でもウチのインプレッサは通勤や仕事にも使うので、そういった場合はなるだけ低燃費で走りたいものです。低燃費走行を心がけると、ガソリン代を抑えることができるだけでなく、安全性も高まりますし、環境にも良いなどなど、みんなに優しい走行ができるようになるのでは?と思います。

ゆっくり走るのはダルいような気もしますが、「e-nenpi」を装着するとゲーム感覚で低燃費走行が楽しめるようになりますし、それまで勘に頼っていた自己流の低燃費走行の見直し、半信半疑で装着した燃費向上パーツの正確な結果も確かめることができます。

自分も「ロケットパワーにんじん君」や「ホットイナズマポケット」、「アーシング」など試していますが、まずは燃費計の導入のほうが先だったと思います。(そのころにはまだガソリンがあまり高騰していなかったので、気にもしませんでしたが…)
燃費向上パーツもいいんですけど、まずは自分のアクセルワークを含めた運転方法から見直すのが一番コストがかからないかもしれません。

作業実施日 2008年08月15日

総走行距離 64,443km



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