TOP >> Do it yourself!! >> 車高調の取付 〜OHLINS PCV編〜


これがインプレッサの3度目のサス交換になります。1度目は純正からHKSのハイパーマックスパフォーマーに、2度目はその逆で純正に戻し、そして今回のオーリンズ PCV。

自分にとって初めての車高調となったハイパーマックスパフォーマーは、自分にはどうも乗り心地が気に入らず。スタビリンク不良も影響していたので(取り外してから気がついたのですが…)一概には言えませんが、結局1年で純正に戻してヤフオクに出品して手放してしまいました。

そして今回。元GDBC乗りのSサンがヴィッツに乗り換えるとの事で、5万でどうですか!?と。欲しくても新品は定価で30万ちょっとするのでハナから候補から除外されていたこのPCVモデルが、中古とは言え約15,000km使用した程度でこの値段はまずあり得ないので、迷うことなく飛びつきました。(笑)

装着はもちろんDIYです。(^^ゞ
ハイパーマックスパフォーマーを装着したときの模様も記事にしていますが、今回もせっかくなのでアップしてみます。ちなみに今回はリアにキャンバーをつけるため、AVOのキャンバーボルトも同時に装着してみました。

■車高調の取付 〜OHLINS PCV編
■使用した工具
□ガレージジャッキ
□シザーズジャッキ
□リジットラック(ウマ)
□KURE 556
□ラチェットレンチ
□プラスチックハンマー
□寝板
□作業椅子
□スケール
□ドライバー
□六角レンチ
□インパクトレンチ
□トルクレンチ
□19/32インチのソケット
□18ミリのディープソケット
□メガネレンチ各種
□ギアラチェット(14ミリ)
□パーツトレイ

ハイパーマックスパフォーマーを購入した頃は、全長調整式じゃなきゃだめだとか思ってましたが、自分の使い方を考えるとそれにこだわる必要など全くなく。そもそもプリロードは1度も調整しませんでしたし。(^^ゞ
PCVもオーバーホールが可能ですので、気に入りさえすれば車を乗り換えるまで使える点もポイントです。
リアのサスペンションはシートを取り外さないと脱着できませんので、まずはリアシートの取り外しから。

それからシートベルトの巻き取り装置も邪魔なので取り外します。写真の突起の部分が勘合されているのでボルトを外しただけでは引き出せないようになっています。
←この穴に突起が嵌って固定されています。
この作業のためにガレージジャッキを新調しました。

アストロプロダクツのもので能力は2.5tです。GDBをジャッキアップするなら2tでは物足りないです。

案の定、楽に持ち上げることが出来ました。(^^ゞ

今までジャッキアップするのだけでも結構時間がかかっていたのでかなり満足度の高いジャッキです。

ちなみにこのジャッキはオートメカニック誌の比較テストでもイチオシでした。
そしてリジットラックに載せます。

これもお気に入りのファクトリーギアのものです。ゴムのアタッチメントが上手くサイドシルに嵌るので、安心して車体を載せることができます。

フロントのジャッキアップにはオリジナルの木製スロープを併用しています。写真の前輪横にあるヤツがそうです。
まずはリアから。

アッパーマウントを固定している3個のナットを緩めて、ハブナックルを板をかませつつシザーズジャッキで保持。

この時スタビリンクも外します。
ブレーキホースのクリップを外します。

自分のインプはプローバのホースに換えてあるためタイラップで固定しています。

純正などのクリップで固定している場合は、マイナスドライバーなどをあてがって、プラスチックハンマーで叩くと楽に外せます。
十分に潤滑剤を吹きかけた後、インパクトで緩めます。インパクトがない場合は超ロングメガネレンチでもイケます。

200N・m程で締め付けられているので、かなりキツイです。

できれば新品のボルトとナットを用意しておいたほうが良いです。実際以前、この部分がナメてしまった経験があります…。

ソケットのサイズは19ミリです。
ショックのブラケットからボルトを抜き出す際は、貫通ドライバー等をハンマーで殴ると楽に抜けます。

アッパーマウントを固定しているボルトを右手で外しながら、左手でショックを支えます。誰かに手伝ってもらうと楽です。

ショックを車外に抜き出す際はあらかじめ当てがっていたジャッキを上手く下げながら。結構重いです。

それとアッパーマウントのボルトなどをボディにぶつけて傷をつけない様に。
ショックを抜き出したら、ストラットタワーの拭き掃除を。(^^ゞ

こういう時はフクピカがオススメです。
ほぼ逆の手順で車高調を納めます。この時もジャッキを上手に使うと楽です。

ちょっと作業を脱線してキャンバーボルトを装着。

フロントの上側のボルトと同じく編芯ボルトになっていて、回すとハブナックルに対してショックのブラケットの角度が変わります。位置決めに結構苦労しました。(^^ゞ

ボルトの頭は19/32インチというサイズで、ナットのほうは18ミリです。せっかく18ミリのディープソケットを用意していたのに、忘れて19ミリのメガネでせっせと装着していました。_| ̄|○

19ミリの12角メガネでもナメることなく回せたのが不思議です。
リアを取り付け終わって、オーリンズのサスを眺めながらちょっと休憩。(^^ゞ

結構力仕事だったりするので、ご飯はキチンと食べてから作業するのが吉。じゃないと200N・mでの締め付けは結構ヘバります。>自分


ジャッキアップ状態ではありますが、キャンバーボルト装着後です。

装着前を撮り忘れたのが痛いですが、思ったよりキャンバーがついたようなつかないような。(苦笑)

ちょっとオマケ。

↑こんな感じにセルフロックナット等の再利用不可部品は予備を持っておくと便利です。部品共販ならすぐ買えると思いますが、ディーラーしか近くにない場合は予め準備しておきましょう。自分はお世話になっているディーラーが感謝DAYの際に純正パーツを2割引にしてくれるのでその際に計画的に購入しています。(^^ゞ
六角レンチとギアラチェットでスタビリンクを外します。

最初の一発目と本締めはメガネレンチを使いますが、緩んでからは絶対ギアラチェットが楽です。

ギアラチェットは無くても作業は出来ますが、一度便利さを覚えると絶対手放せないツールです。
次にフロント。

前述の通り、上側のボルトは偏芯ボルトになっていてキャンバー調整が出来るようになっています。

一応、純正位置が分かるようにマジックで目印を書き込んでいますが、今回は気にしないでクルクル回してキャンバーを適当に左右合わせてみました。(^^ゞ

どうせアライメントを調整するわけですから色々試してみても面白いと思います。

自分の場合、初めての作業の時はマーキングした通り純正と同じにしたところ、直進性にはほとんど問題なかった記憶があります。
ブレーキホースとABSのセンサーをブラケットから切り離します。

偏芯ボルトはボルト側で抑えてナット側を緩めます。このボルトの締付トルクは155〜195N・mです。
リアと同じようにしてショックを抜き出します。

リアに比べてアッパーマウントが近い分、作業は楽です。(^^ゞ
外したのと逆の手順で車高調を納めます。

純正よりも軽いのでだいぶ楽です。ボルトの締付はトルクレンチを使用してしっかりと。
ちょっとオマケ。

作業は結構腰にクるので、椅子を用意しておくのがベストです。自分の場合は、踏み台にも出来るシュアラスターの蓋付きの洗車バケツを使用しています。ケミカル類や飲み物などをしまって置けるので便利です。オススメ。
そして装着完了。

ホイールもプローバのターマックエボに換えてみました。とりあえず適当に車高調整してみたので、調整具合をまだつかんでいないため、フロント約15mm、リア約10mmのダウンでこんな感じに。

これからちょくちょく調整してみようと思います。
もともとステッカーは貼らないタイプなのですが、すっかり気に入ってしまったのでわざわざ購入して貼っちゃいました。(笑)

ちょっと曲がっているのは意図的です。(嘘)

作業実施日 2006年3月25日



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