.    '10年1月18日

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子どもの体温

 松本市のNPO主催 『子ども自然教室』が当園地で開催されました。 午前は森林エリアで ‘かんじき’で雪遊び。 雪中で昼食の後、水辺エリアに移動して、レクチャールームでのお勉強。 普通(?)の子どもならば、ここまでで お疲れモードになるのですが、この子達は違います。 再び外に出て、寒い河原を走り回り(上写真)、なかには、川をまたいで倒れた木にできた『つらら』 をとるために、氷漬けの木を腹這いで渡る子まで現われて(下写真)。
 一般には、子どもの体温は、大人より 少し高めといわれていますが、最近は低体温の子どもが増えていると聞いています。 しかし、この子達を見ていると、そんな気配は微塵も感じさせません。 ‘雪まみれ’ になって嬉々としている姿に、むしろこちらが 『精神的低体温症』にでもなってしまいそうなのでした。









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冬虫夏草

 写真は、ヤンマタケに侵されたトンボ の死骸。
ヤンマタケは、トンボの体そのものを養分として成長するキノコ(菌類)です。  だいぶ前、来園された方 が園内で見つけて、窓口に持ってこられました。
珍しいものなので、棚の奥に大切に仕舞いこみ、その存在は忘却のかなたに。 ところが このたび、上記の子どもの一人が目ざとく見つけだして…「これ なぁ〜に?」 「なぜ 死んだの?」 「なぜ カビが生えてるの?」 「なぜ 枝から落っこちないの?」 「なぜ?なぜ? どうして?どうして?」 と質問の山。  このような自然の営みを目にすると、時としておとなは、眉をひそめたり嫌悪感をいだくのですが、子どもは そうでもないようです。はたしていつから、その冷静な観察眼が無くなっていくのでしょうか。 (ひょっとすると、今回の子達は、このまま おとなになるのかな)
〔以前の類似話題は ⇒ こちら 及び こちら





  なにやら、上の写真と似てるって (・o・)\(--;)ォィォィ


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スノー・シュー & アニマル・トラッキンング

 天敵のキツネが行った後、ノウサギがこの場所を通り過ぎました。 この先で、ノウサギは小さなタラノキの芽を食べてから、今度は何かに驚いたのか、これまでにない跳躍をして木立の中に飛びこみました。 …と 「まるで、見ていたかのような嘘を言い」と思われるかもしれません。しかし、残された足跡や食べた跡、あるいは落し物(糞尿、体毛)などから、それらの行動を推し測ることができます。日頃は、野生動物の存在を忘れがちですが、積雪のあるこの時期は、残された足跡から、その存在を知り、 その行動を垣間見ることができます。 そこで、来たる 2月20日(土)のからすの学校では、スノー・シュー &アニマル・トラッキングを開催します。半日(午前中)の日程で、野生動物の研究者の講義とフィールド観察をおこないます。 野生動物について知りたい方はもちろん、存分にスノー・シューを楽しみたい方に お薦めです。
(以前の類似話題は ⇒ こちら