.    '11年2月10日

   .

ごまちゃん あらわる

 アザラシのごまマちゃん あるいは、白いワンちゃんが 烏川に出現! …と思いきや (えぇ〜 (’; ’)!? 思わない 思わないっ)川の中の石に積もった雪による造形なのでした。 このほかにも、カメやクラゲ、ソフトクリームやバームクーヘンが、川のあちらこちらに出来上がっています。 さらには、想像力(妄想?)さえあれば、まだまだ面白いオブジェを見ることができます。 当園地では、蝶ヶ岳や常念岳の雪形が話題になりますが、 こちらも、いわば‘雪形’と言えるのかもしれません。ご来園いただき、見つけ出されてはいかがでしょう。 とはいえ、すでに立春(2月4日)を過ぎて、これからのち、こんな造形を見られる機会は少なくなります。 見るのなら、今が今年最後のチャンスです。
 現在、森林エリアは、スノーシューで散策を楽しめる積雪があります。水辺エリアは、スノーシューでなくとも歩けますが、長靴を履かないと厳しい状況です。





      3m離れると…  見えなくもない (^_^;)


   .

北信五岳

 当園地は、水辺エリアと森林エリアの2箇所に分かれた飛び地の公園です。 両エリアを結ぶ道路(一の沢林道) からは、写真のように北信五岳のうちの四岳が眺望できます。  左から、戸隠連峰(西岳、高妻、戸隠)、妙高(戸隠の後ろに先端だけ見えている)、黒姫、飯縄 です。 さらに、この右にある斑尾(見えていない)をあわせて、北信五岳と呼称されます。 北信とは‘信州(信濃)の北’のこと。 長野や飯山地域を指します。なお、当園地のある安曇野市は‘信州の中’→中信となります。中信から見て東は東信(上田、佐久)、南は南信(飯田、伊那)ですが、西信はありません。  あえて言うならば、岐阜県境の上高地が西信なのでしょうが、上高地は松本市であり中信に位置します。 (ただし、上記の区分けは、気象や植生から、時により混乱があります)





      写真にマウス・オンで、山座同定


   .

里山の歴史

 次々回(3月12日)の からすの学校は、『烏川流域の里山の歴史』。 地域環境研究室の浅川行雄氏を講師に招いて、当園地のある烏川流域の里山(入会山)について講義していただきます。 『里山の定義』『烏川流域の入会山の分布』 『明治時代以降の入会山の変容』『生物多様性と入会山』 など 烏川流域の里山をテーマとして多角的に見ていく歴史学習会です。 講師は、歴史は言うに及ばず、地質や動物の生態に造詣の深い方ですから、歴史学習会とはいえ、一味違うこと請け合いです。
 様々な切り口から歴史を紐解くと、民俗から生物多様性まで、あらゆる事象が連綿とつながっていることに気づきます。 普段は木地師と鳥獣被害問題が同じ土俵で語られることはありませんが、この講座では、そんな玉手箱を開けたようなお話が聞けるかも。