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『野外活動講座』 (旬情報 番外編)
当WEB管理人が講師を務めた長野県山岳総合センター主催の『野外活動講座』において、飯山市鍋倉を訪れました。
写真は、新潟県との県境の関田山脈。長野県内に残された数少ないブナの純林が広がります。
昨年は6,7年に一度のブナの大豊作の年であったため今年は凶作となりました。さらには、この夏から秋にかけて、周辺の森では異常な出来事が発生しています。
秋を前に、ブナの葉の多くが茶色に変色しました。 原因は[虫害]。 ウエツキブナハムシの幼虫と成虫の食害のために、葉肉が無くなってしまい、遠目にはまるで枯れてしまったかのように見えます。
しかし、心配はご無用。この虫のためにブナが枯れることはありません。東北地方では、数年前からこの状況が継続していたのですが、近年は終息傾向にあるようです。この虫をエサとする昆虫や野鳥の他に、やがて天敵となる菌類が大発生します。
〔菌類(カビ)で死んだ昆虫の話題は → こちら〕
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写真に写っている範囲には異常ありません
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