.    '15年3月19日

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‘こも巻き’の成果は…?

 からすの学校 ・第74回は、冬越しの生き物観察とオオルリシジミのお話。 この講座のために、昨年‘こも巻き’をしました。最近になって、開催を前に確認したところ… 結果は惨敗でした。設置したどれにも虫の姿はありませんでした。 そして当日。幸か不幸か、明け方の降雪のためにフィールドには出られず、室内での座学となりました。 そんな無念な状況で始まったのですが、終わってみれば、それらが帳消しになる有意義な講座となりました。 とりわけ、時間をさいて講義していただいたのがオオルリシジミ。 かつて安曇野には多く生息していたのですが、今や絶滅危惧種となった蝶です。その生態について、データや写真により明快に解説していただきました。 歴史をひも解き、勅旨牧(ちょくしまき : 古代の朝廷直轄の牧場)の存在と オオルリシジミの生息の関連性についての推論に多くの方が心惹かれたようでした。





   人との関わりが深いオオルリシジミについて


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4月の催し

 4月の催しは三つ(延べ4日間)。オオルリ観察会写真教室カタクリ観察会と、 なんとも 春を実感させるイベントが目白押しです。 ところで、最近開催しているイベントは、お陰様で大入り満員が続いています。 せっかくお申し込みいただきながら、お断りしたりキャンセル待ちをしていただくことが多く発生しており、主催者として心苦しいかぎりです。  なお、からすの学校は、今年度も月1回のペースで開催する予定です。ほかにも烏川渓谷緑地市民会議主催や当園地スタッフによるイベントも開催予定です。そのどれもが、ご期待いただける内容を目指しています。
 〔過去のオオルリ観察会の様子は ⇒ こちら
なお、園内におけるオオルリ観察会は、当園地主催(上記)のほか、安曇野市主催で開催されます。 【市主催についてのお問合わせは、安曇野市観光協会にお願いいたします】





      イベントのチラシも、すっかり春模様


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早春の花 (園地外情報)

 オウレンユキワリソウとともに、信州に春の訪れを実感させる野の花のセツブンソウ。  当WEB管理者が講師を務める講座で訪れた際の写真です。 あまりにも小さな花〔白い 5弁の花びらのように見えるのは‘萼(がく)’〕、なおかつ冬枯れの落ち葉のなかに生えているため、意識しないと見逃してしまいます。 しかし、眼が慣れると一面に咲く姿に見る者を感動させます。そして『あぁ、春が来た』と思わせるのでした。厳しい冬(個人的には大好きな季節なのですが…)が過ぎて、まためぐってくる春。 多くの野生動物にとっては、どうにか生き延びて、迎えることができる季節です。 とはいえ、エサに困らなくなる恵みの時までには、まだまだ間があります。 今はまだ、越冬した動物にとっては、エネルギー不足の厳しい時期です。 しかし、やがて春風と陽光の中、安堵の時を過ごせることでしょう。『あと少し。 もう ひと頑張り!』





     寒い季節、誰が花粉を運ぶのだろう?