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     オオルリ(大瑠璃)
     スズメ目ヒタキ科オオルリ属
     (学)Cyanoptila cyanomelana
     (英)Blue-and-white Flycatcher

      全長約17cm 
      翼長9〜10cm 
      体重20〜26g 
      コマドリ、ウグイスとともに
      日本三鳴鳥のひとつ。メスも
      さえずる。一夫一妻

      オオルリは、東南アジアなどで冬を過ごし、日本には春にやってくる渡り鳥
     です。園内では4月中下旬に初鳴きが聞かれます。
     沢筋に生息することから、ここ烏川渓谷緑地は理想的な環境なのでしょう。
     4月に始まり、恋人探しの時期はもちろん、繁殖期を過ぎ8月になってもまだ
     その美声を園内各所で響かせています。何組かのカップル、何羽かのあぶれ者
     が生息し、バードウォッチングに適した時期にはオオルリの姿をきっと観察で
     きることでしょう。

      普通は山道に沿った岩の間や木のへこみにコケを積みあげて皿形の巣をつく
     りますが、平成14年には一組(一家族)が、なんと環境管理棟の近くのひさ
     しの下につくり、4個の卵をうみました。
     
      平成15年は、園内で2箇所営巣を確認しています。いずれも遊歩道沿いの
     人通りのあるところ。 なぜこんな落着かないところに…と思ったのですが、
     オオルリにしてみれば天敵(テンやヘビ)から守ってもらえる人間の存在を利
     用してのことなのでしょう。… ということで、本来ならば営巣写真は撮らな
     いのが原則ですが、ちょっと失礼して、親のいない瞬間に素早く撮影しました。 
      
      
         彼らは8月8日に一羽、9日に三羽。無事巣立ちました

     .  
これがオオルリのオス‥ の死骸!

なぜか園内遊歩道で特に外傷もなく
きれいなまま死んでいました。
ちなみに(発見時期からみて)上の
子達の父親ではありません。


  

                   
   
確認初日 種名 科名あれこれ
 11.18  ベニマシコ  アトリ  冬枯れの森の中、雪の季節を予感させる「赤い鳥」
 11.16  ノゴマ  ヒタキ  北海道から南への渡りの途中、当園地にお立寄り
 11.14  カヤクグリ  イワヒバリ  高山のハイマツ帯で繁殖する。冬期は低山に下る
 11.1  メボソムシクイ  ウグイス  夏鳥。渡りの途中で力尽きて園路上に落ちていた
 10.19  ジョウビタキ  ツグミ  春に去っていった冬鳥が再び帰ってきた。「お帰りなさい」  .
 10.3  アオゲラ  キツツキ  ケレケレッと大声で鳴いたり、地上で蟻を食べたり
  9.17  カワセミ  カワセミ  ビオトープに迷い込んだ小魚を狙ってたたずむ姿は精悍
  9.14  メジロ  メジロ  暖かい地方の鳥なのに信州でも増えてきた。温暖化‥?
  7.14  ルリビタキ  ツグミ  卑しいせいか♪お昼ご飯にしましょぅ〜と聞こえてしまう(笑)
  5.26  アオジ  ホオジロ  ホオジロに似た鳴声。姿はノジコに似る
  5.24  ジュウイチ  カッコウ  「ジューイチ」と鳴くから。 ン〜ん、判りやすいネーミング
  5.22  アカハラ  ツグミ  「キョロンキョロン、チリリー」と初夏の高原を感じさせる
  5.8  ホオジロ  ホオジロ  森の木が切られ疎林化すると増える鳥、ということは‥
  5.6  キビタキ  ヒタキ  鮮やかな黄色とオレンジ色で、藪の中にいてもすぐわかる
  4.30  セグロセキレイ  セキレイ  日本特産種。烏川・小野沢の河原で普通に見られる
  4.25  アカゲラ  キツツキ  園内各所でアカゲラの大奮闘の仕事の成果が見られる
  4.25  エナガ  エナガ  見かけも行動も、なぜか愛嬌を感じる人が多い(得なヤツ)
  4.25  センダイムシクイ   ウグイス  「焼酎一杯グィー」と聞こえるか「鶴千代君ー」と聞こえるか
  4.25  ヤブサメ  ウグイス  声はすれども姿は見えず。初めて聞くと虫の音と思う鳴声
  4.17  ヤマガラ  シジュウカラ  昔は「おみくじ引き」の芸当をしていた愛嬌者
  4.14  カケス  カラス  ジャージャーと汚く鳴かなければ、見かけは綺麗なのに‥
  4.13  シジュウカラ   シジュウカラ  園内で年中見られる。その体の配色の妙に感動!
  4.11  カワガラス  カワガラス  烏川・小野沢の身を切る冷たい流れの中でエサを獲る
  4.11  オオルリ  ヒタキ  当園地の常連にしてアイドル。いつまでも、このままで
  4.10  ウグイス  ウグイス  口笛に応える(威嚇される)。「法、法華経」と信心深い
  4.7  マヒワ  アトリ  園内の草の実を求めて大群で大騒ぎ。緑黄色で美しい
  4.7  コガラ  シジュウカラ  比較的低い場所にいる。鳴声はヒーツヒーツヒー
  4.7  ヒガラ  シジュウカラ  カラ類中最小。鳴声はツツピン、ツツピン
  4.7  コゲラ  キツツキ  キツツキのくせに(!?)カラ類の集団といつも一緒
  4.7  ジョウビタキ  ツグミ  別名「紋付き鳥」 寒い国から来て寒い日本で越冬する
  4.7  ミソサザイ  ミソサザイ  最小鳥の一つ。体に似合わない大声で烏川を飛び回る
'02.4.4  キセキレイ  セキレイ  この時期、園内(河原)でもっともよく見かけるひとつ
確認初日 種名 科名あれこれ

  ’03年以降、上記以外に ノジコ、オオアカゲラ、コサメビタキ、エゾムシクイ、カッコウ、ホトトギス、
  ツツドリ、キクイタダキ、クロツグミ、コマドリ、アオバト、ヤマセミ、サンショウクイ、オオタカ、ノスリ、
  ミゾゴイ、イソシギ、アオサギ
 などを確認しています。


  .
 ミソサザイ(鷦鷯)
 スズメ目ミソサザイ科
 (学)Troglodytes troglodytes
 (英)Winter Wren

  全長約10.5cm。 日本にいる野鳥の中でキクイタ
 ダキやヤブサメと共に最も小さい鳥です。しかし、
 体に似合わず大声で複雑な囀(さえずり)をします。
 短い尾を上げて敏捷に動きまわる可愛い鳥で、当園
 地ではカワガラスとともに年中観察できます。
  写真はとある冬の一日、なぜか管理事務所内に飛
 び込んで大騒ぎの彼(彼女?)です。


                               
     
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