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ukulele 2003-3

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ukulele 2003-3
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 箱になりました、今回はライニングをつけてあるのでバインディングも貼れそうです。とりあえず、サイドぎりぎりまでルーターで落としてから、バインディングを入れることを考えたいと思います。
 バインディングをつけると作業が増えて大変です。市販のものもバインディングの入っている物は高価ですが、作ってみると良く理解できます。
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 バインディングはつけていませんが、それぞれ箱になってきました。右下が普通の大きさのウクレレです。
こうして眺めるとコンサートタイプは大きいですね。トップをたたくとみんな違う音が出ます。(^_^;)
7/17
 ネックの製作にとりかかります。14フレットジョイントにしようと考えていますので、指盤面の長さは14フレット分+ナット幅+ボディとの接着削りシロということで、単純に14フレット位置+1cmで長さを決定しました。ネック幅は0フレットで3.6cm14フレットで4.4cmにしてみました。
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 バンドソウで切り出しました、切り口はいつもの通りでまっすぐではありません。けがき線が残っているように切断します。上のネックは昨年作ったソプラノ12フレットジョイントのネックです。こうやってみると長いですね。ま、長けりゃいいってもんじゃありませんが、良い感じです。
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 細かな調整はベルトサンダーで行います。バンドソウはあくまで大まかに切ることが目的です。ベルトサンダーで面を決めていきます。
 ただ粉塵がすごくて4本製作したのですが、部屋はすごい状態になってしまいます。お掃除もていねいにやっておきます。
7/18
 作業の終わりは接着にすると、次の日に作業が進みます。接着には時間がかかりますので、今日は2本だけ接着してきました。アイチ木材さんからネックを購入すると図太い角材のマホも付いてきますのでこれを切って使います。
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 今回はバインディングをつけようと思います。昨年作ったウクレレはシンプルな作りでそれなりに良かったのですが、コンサートタイプの大きさになると、作業にも無理が無く、メリハリのあるウクレレになるかなと考えたからです。トップ側のみドレメルで1mmちょっと削ってみました、さて、何をはりましょう。
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 バインディングを曲げました。これは以前ギターを作ったときに割れてしまったものです。今回ウクレレ用に再利用します。材料は大切にしましょう。材のベンディングと違い、ステンレスは1枚で曲げました。材の様子がよくわかり調整し易かったので、この方法をお薦めします。
7/25
 バインディングの接着です。メイプル材なのでタイトボンドを使い、くぼみの部分を合わせて位置を決め、おしりの方から貼っていきます。くぼみの部分はうまく着きにくいのでハタガネを使って補強します。おしりの方はもう片面をピタッと合わせる必要があります。これに対してネック側の接着は指板が上に載るのでそれほどシビアに合わせる必要はありません。
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 いつもの不注意で隙間ができてしまいました。今回はフィラーを使って埋めてみました。くびれの部分は何回やっても難しいですが見た感じはまあまあです。木のバインディングは好きです。上達したらトラ目のメイプルを巻いてみたいなあ。
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 こちらはローズウッドです、厚みがあるのでまだサンディングが必要ですが、焦らずじっくり削っていこうと思います。左右の色目が違ってしまい組み合わせの場所が目立ってしまいました。
 あと一台残っています、これはパーフリングもつけて作ってみます。
7/29
 ネックの荒削り開始です、カッターを使って、少しずつ端を落としていきます、時間のかかる作業です、無言になります。1本削ると親指がパンパンになります。
でも楽しい作業です、少しずつ形になっていきます。作っているんだという実感を持つことができます。
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 南京カンナを使ってみました、かなりザクザク削れますが、刃の調整をしていません。使っていくうちに慣れていくと思いますが、初めて使う工具は手工具でもおっかなびっくりです。
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 パーフリングをつけるウクレレの溝をドレメルで掘りました。パーフリングの溝はバインディングの溝より浅く、作業は楽にできます。
 パーフリングを入れてピッタシになるように微調整をします。ここで手抜きをすると隙間だらけになってしまいます。
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 さて、巻いていきます。バインディングと一緒に巻いていくので、巻きやすいマーチンキットについていた黒のバインディングを使います。巻きやすさは大事です、爪楊枝が写っていますが、浮いたパーフリングを押さえるために用意しておきます。とにかく隙間を作らないで巻くことですね。
 時間との勝負です。
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 この後サンドペーパーでならします。今回はうまくいきましたね。パーフリングは大和マークさんから購入したものです、1本300円ですが、これでトップの雰囲気がグッとしまってきました。
 サイドの側も同じように調整していきます。
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 夏休みです、さあ作業が進むかな。ネックのヒール部分の加工をします。今回は手抜きでドレメルのヤスリで形を整えます。これがかなり使えます。
 ドレメルの付属品は使えるものが結構あります。楽器作りには欠かせないパワーツールですね。
8/18
 夏休みもあとわずか、いろいろあってこの休みはほとんど作業できませんでした、悲しいくらいです。
さて、ヒール部分もなから形になってきました。
 まだ、ボディとの接着面がはっきり決まっていませんので、ヒールの形もそれぞれですが、手作りの味が出ているでしょう。
8/19
 明日は始業式、今年の夏は涼しかった。これなら夏休みはいらないでしょう。
 指板にインレイを入れようと思います、10フレットに4mmのアバロンを入れます、これが入らないんです。4mmのドットを入れるには4mmより若干大きめのドリルで穴を開ける必要があります。
 ウクレレは10フレットにインレイを入れます、ギターは9フレットです、どうしてでしょうね。
8/20
 きれいに入りました。接着はエポキシ系の接着剤に、ローズウッドの粉末を混ぜて(サンディングした時の粉)爪楊枝で穴に塗り込みます。その後インレイを入れ、接着剤が固まったところで、サンディングします。
8/21
 勢いでていねいに磨いていきます。180番、240番、320番、400番。このあたりから指板に艶が出てきます。ここから先は好みで良いかと思います。
 布で磨くとこれまた良い感じになりますし、マイクロポリッシュをお持ちなら、鏡のように仕上がります。
 今回は幅の調整がこれからですから400番までにしておきます。
ukulele 2003-4
ukulele 2003-5