5/7 お待たせしました、コンサートウクレレの製作開始です。準備はコツコツと進めていたつもりでも、寒い時期はなんとなく出番がないウクレレさん。桜が散って、もう作り始めないと暑い日差しに間に合いませんね。 まずは、ドリルで4.5mmの穴を開け、ドレメルのアタッチメントが固定できるようにしてから、ゆっくり溝を掘り始めます。うまくはいるかな?入らないときは焦らずにもう一度360度回します。 |
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5/7 貝のインレイは大和マークさんから、1個65円で購入しました。直径60mmでちょうど9個必要ですが、ほんのわずかに大きくしてしまい、650円かかってしまいました。エポキシで埋始めています。本来は貝の両側にパーフリングを入れると引き締まります。 |
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5/7 やってみてわかったことですが、最後の1つをいかに隙間無く押し込むか、ということが大切です。 ギーコギーコ細工用の糸鋸で最後の一つを調整して切りましたが、切れたところで、どっかに飛んでいってしまいました。小さな部品は慎重にいきましょうね。2回も飛ばしてしまい、どちらも行方不明です。 |
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5/7 こちらはブビンガです、堅い堅い材です。これも1500円ですが、ローズウッドに近い性質の材ですね。これを1mm近くまで削るのは本当にしんどいだろうなと思います。サイドバックのみブビンガを使えばかなり素晴らしい楽器ができそうです。ローズで作れば、3000円はかかってしまいそう。とてもお得な材です。 こちらはジャスト6mmで作ったつもりですが、入れてみるとわずかに隙間が・・・切って調整できるほどの量ではないのですが、ウクレレのパーフリングはギターと違い、指板で隠れる部分が無いので、きれいに見せるには難しいものです。 |
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5/8 エポキシをサンドペーパーで落としていきます。昨日までの状態はエポキシがたっぷりついていて、汚く見えますが、落とせばきれいに仕上がっています。 でも、やはり貝の両サイドにパーフリングを入れておくべきでしたね。 再びドレメルでサウンドホールを切り抜きます。 |
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5/8 ウクレレは作業場所を取らないので、同じ工程はできるだけ一気にやってしまった方が、失敗も少なく能率的です。 手前がコンサート奥がソプラノです、大きさがわかるでしょうか。 コンサートタイプはこのままの厚み(2mm)でも使えそうです。ソプラノはもう少し削ってみましょう。 |
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5/8 手前左のパーフリングはヘリンボーンです。ソプラノではRがきつく折れそうだったのですが、コンサートタイプだとなんとかおさまりました。 但し、始めと終わりのかみ合わせはうまく色を合わせることができませんでした。 指板で隠すしかないかな。こうしたパーフリングの始めと終わりは、必ずネックに近い位置で加工しておきます。これは大切なことです。 削りくずが乗っていてきれいに見えませんが、良い感じです。大和マークさんの300円のものです。まだ数台分作れるので、100円もかかっていません。自分では作れません。 |
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5/17 デザインは前回作ったマーチンタイプのものを作っていきたいのですが、コンサートタイプのものはありませんので、115%拡大で作ってみたいと思います。 スケールの関係は多少修正が必要になると思います。 |
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5/17 材料についてですが、サイドバックとトップはアイチ木材さんから、1セット1500円で購入した、アフリカン・マホガニーです。マホガニーはホンジュラスのものの方が密で、高価です。パウンドケーキがホンジュラスなら、アフリカンはカステラというイメージでしょうか。 2mm厚でお願いすると、きちんと厚みをそろえて頂けます、ウクレレを自作される方で、ゼンオンキットからステップアップされる方にお薦めです。 ネックは500円です。 |
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5/17 サイド曲げをします、水につけて15分ほどおきます。 その間にベンディングアイロンの準備をします、使えるまで時間がかかりますから、型枠など必要なものを揃えておきます。 |
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5/17 アイロンで曲げていきます、すりすりしたり、強く押しつけたりといろいろやってるうちに形になります。しかし、いつの間にか戻ってしまうこともあります。 ひょうたん型のウクレレはくびれの部分から曲げていきます。 |
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5/17 型枠に合わせてくびれができたら、上の丸み、下の丸みと挑戦していきます。 アイロンは熱いので、やけどに注意しましょう。 |
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5/17 出来上がると型枠に入れて、アイロンにあてて最終の調整をします。 |
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5/21 曲げてみたものの、思ったような曲線が出ませんでした。ちょっと悔しいので、ベンディングマシーンを作ります。今回は更に節約して、型枠を切り取った残り部分を使います。いろいろ傷がついていますが、作業用に使ったものを型枠にしています。合板は使い道がいっぱいですね。 8mmのアルミパイプは1mで250円、これを10等分にして、使います。今回はこれだけで、残りはソプラノ用のベンディングマシーンの部品を流用します。これなら製作もそれほどかかりません。 大きな穴の位置が合っていませんでした、開け直しです。 |
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5/23 仮組みしたベンディングマシーンを上から見たところです。今回は電球も2個用意し、クランプになる丸棒も太くしてみました。 ただ、高さが足りませんちょっと心配です。 |
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5/24 さあ、曲げてみましょう。目が明るいですね、間違えて開けてしまった穴です。 |
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5/24 できたできた、しかしよく見るとくびれの部分がうまく曲がっていません。以前曲げたサぺりと違って、アフリカンマホガニーはふにゃっとシワができているではないか。 どうやらくびれの部分がきつすぎたのかもしれませんね、それと材が違うことで曲げについても性質が違うことがわかりました。でもショックです。 |
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5/24 結局今回はくびれの部分はベンディングアイロンで曲げて、その他の部分をベンディングマシーンで曲げることにしました。左の状態で前、後ろの順に少しずつ曲げていきます。 |
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5/24 ということで本日の成果です。たった2セットしかできませんでしたが、きれいに曲げることができたので良しとしましょう。 ブビンガも近いうちに曲げてみます。 |
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5/30 ブビンガを曲げて枠に入れ、形を整えているところです。ブビンガは粘りがあり、マホガニーよりはるかにきれいに曲げることができ、びっくりしました。 材によって随分性質が違うものです。 |