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     建設業許可 京都府知事許可(般 - 2)第14836号
株式会社 松村工務店
杉工房

異変が相次ぐ今、木の文化は失われつつある。

人が木から離れていった今、あらためて考えてみたい。

里山や森に入ると、病的とも言える光景が広がっている。例えば、杉や檜を植えられた人工林である。人工林が放置されている山は数多くある。その背景には安価な外国材の輸入があり、それらに太刀打ちできなかったためである。

酸素をたくさん作り、また二酸化炭素をいっぱい吸収できる木は元気な木である。そして、人間にとっても良い森林である。

元気な森は、その土地本来の樹種である。競争で生き抜いた木の森林は、活気にあふれていて、 不思議もあふれている。自然生態系の木の役割に、自分の生活の中で目を向け、視野を広めることができれば、それは本物の森につながると思う。私は時代を読める木でなった森にしたい。


人と木との暮らし
土器、木製品、漆塗、建物跡の発見。例えば、土器もあれだけ大量に作るとなると多くの木が必要になる。巨木を伐り倒し、その木を引きずり削って建造物として建て生きてきた人々。今ではクレーン車を使って組み立てる私達に想像は難しい。 加工された木を見ると、彼らがどれだけ木に対しての知識が深かったのか考えさせられる。木は実生活の中に自然に溶け込んでいて、それが自然な生き方だったと思う。その技術がすばらしい木の文化を生み出したことに何の不思議もないと思う。 また、彼らは生きるために栗、クルミ、トチ、ドングリなどの木の恵みを受けることで森の生態を大切にしてきた。

その時代に生きる人々を想像したら、私達人間がどうすればいいのかわかる。木をはじめとした自然にいいことは、人間に優しいことと思う。 空気を作り出しくれる木や植物は、人間にとって身近なものであり重要なものです。私は提案したいことがあります。そこにある種を植える。
まず、市町村や県と話し合い、植える場所を決めてもらう。公園や学校でも良い。栗、ドングリ、クルミなどの収穫できる種を山に植える。 それは森の生態系を作り上げ未来につながり、その過程は生徒たちにとっても多くのことを学べる教育となると思う。



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