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このコーナーでは普段皆さんから多く聞かれるご質問に付いてお答え致します。何かの参考にして下さい。
どのような施術を行うのですか(施術内容に付いて)
当整体院では軸回旋伸張法と操体法を施術の中心にしていますので、外力を用いた痛みを伴う矯正は行っていません。イメージとしてはストレッチ的な動きに軽い抵抗をかけるというものですが、基本的には快方向、快感覚が原則ですので心地よさの内に矯正が行われます。この方法はご自身で動いて頂くもので、施術者が一方的に外力を用いて行なう整体やカイロ的なものではありません。詳しくは軸回旋伸張法並びに操体法をご覧下さい。
また当整体院の特徴として、独自に開発しました軸回旋伸張法(自療整体法)をマスターして頂く事により、ご自身で痛みやシビレなどの自己矯正が出来る様ご指導致しております。
どのくらい通えばよくなりますか(一般的な治療回数に付いて)
治療回数は痛みやシビレなどが慢性期の場合と急性期の場合、その他痛みの種類により変わりますが、急性期の場合は1〜3回で軽快する方が多く、慢性期の痛みなどでも早い方では1〜5回で、また遅い方でも10回以内に軽快する場合が殆どです。もちろんすべての方がこの通りになる訳ではありませんし、痛みによっては半年かかってやっと良くなるという様な場合もあります。
その他にもご自身の健康管理及び痛みなどの予防として、週に1回あるいは月に2回というペースで御来院戴いている方も多数おられます。
初診料はかかりますか(料金に付いて)
当整体院では初診料及びその他、施術料以外は一切頂いておりません。各コース一律¥3000でお受けしております。
予約は必要ですか(急に行っても大丈夫ですか)
基本的には予約制としていますので、ご予約を入れてからご来院頂いています。時間により急なご来院でも施術出来る時もありますが、ご迷惑をお掛けする場合もありますので確認のお電話を頂ければ確実です。
予約のメールを入れたのですが返事がありません。(ご予約のメールに付いて)
基本的にメールを頂いた方には当日御返事をお出ししていますが、時々こちらで受信出来ていない場合がある様です。当日に此方から返信がない様な場合は、お手数をお掛け致しますがお電話にてご確認下さい。
椎間板ヘルニアと診断されたのですが治りますか(その他一般的な病名の痛みに付いて)
ご来院頂く多くの方が何らかの診断名をもって来られますが、ほとんどの場合診断名に関わらず改善されます。整形外科による診断は主に画像診断によるもので、器質的な問題のみを診ている為、機能的な問題を無視しており、痛みなどの症状とは殆んど関係ないものを問題にしております。その為、必要のない手術をされ一旦回復した様に診えても再発される方、或いは症状に変化が無い方、また最悪の場合は手術ミスにより、症状が悪化される方も少数例に於いておられます。本来は器質的並びに機能的な評価をする事が必要になりますが、現在殆んどの整形外科に於いては基礎医学の診断基準として、機能的な問題と評価が抜けていますので、正確な診断が出来ていないという状況です。臨床的に診て身体に現れる痛みなどの症状は、80〜90パーセントの確率で関節の機能異常から来る筋系の異常であり、問題を持った関節のズレ(機能異常)を元に戻す事と、筋肉の異常緊張や筋縮を正常にさせる事で回復可能です。
多くの場合この二つの機能的な問題を処理する事で、一旦診断名が下った痛みや痺れなどの症状が改善或いは完治されて行きます。
ヘルニアと言われたら安心です。
腰痛で整形外科を受診し、「痛みの原因がわからない」と言われたのですが(原因不明な痛みに付いて)
整形外科では画像診断により、器質的に診て何の問題も発見出来ない場合は診断名が付けられません。この様な方も多数おられますが、その殆どの原因が関節の機能異常(動きの問題)か筋肉の異常緊張(働きの問題)にあります。この二つの問題はいずれも動きの異常なので、当然レントゲンやMRIなどには写らず診断が付かないと言う事になり、西洋医学的にみて原因不明という事になってしまいますが、実際は筋骨格系の機能的な異常であり、その根拠は問題を起した関節或いは筋肉を正常に戻す事で、症状が消失するという臨床的結果です。
画像診断の意味と限界
膝が痛くて整形外科を受診し、「もう年だからしかたがない」と言われたのですが(老化現象に付いて)
老化現象で問題になるのは主に身体全体の機能低下で、痛みなどの症状を診た時、必要条件にはなりますが、絶対条件ではなく80、90代でもお元気な方は大勢おられます。この問題は40代以降から序々に始まっており、加齢と共に筋骨格系の質と量が衰えて来ますので、回復力や支持力或いは柔軟性などが低下する事で、痛みなどの症状が出易くまた治り難くなって行きます。お年寄りの多くが、何らかの痛みをかかえ「もう年だから」と諦めている方がおられますが、この様な場合でもご自身の出来る範囲で、関節の動きや筋肉の働きを回復させる事で症状が軽減されて行きますので、若い人と比べれば時間はかかりますが諦めずに希望を持つ事です。
高齢者の痛み
肩の高さが違うのですが身体が歪んでいるのでしょうか(体の歪みに付いて)
雑誌やテレビなどの影響で情報が氾濫した為、肩の高さが違う、または骨盤がズレている、或いは足の長さが違うなど、身体の歪みを気にされている方がおられますが、程度の問題ですが違っていて当然で異常ではありません。その原因は日常的な体の使い方にあります。そもそも私達が行っている動作は身体を左右同じ様に使う事はなく、多くは右利きの方ですので右腕の動きが主になり、右半身が運動し左半身が固定側になります。この場合一般的には右半身が伸び左半身が縮む様な動きが多く、その結果骨盤は右が下がり、その影響で足の長さが見かけ上左が短くなります。勿論すべての方がこのパターン通りになる訳ではありませんが、何れにしても線で引いた様に左右のバランスが取れていると言う方がむしろ不自然で、私達の身体は環境に対して適応し順応する能力があるが故に、その範囲で最も効率の良い身体を作り出して行きます。その意味に於いて適応範囲の内なら、身体の歪みはむしろ自然で問題はありません。
肩にカバンを掛ける時いつも同じ肩に掛けるのですが良くないのでしょうか(一般的な癖に付いて)
よく聞く話ですが、足を組んではいけない、または横座りは良くない等々、色々な事が言われています。そもそも何故その様な姿勢を取るかと言いますと、多くの場合、身体の自然な欲求(補正、代償作用)としての動きだと言う事です。簡単な例ですと正座をする場合、どちらかの足が上に重なる様に座る方が殆どですが、この場合、足を重ねる事で骨盤が水平になり、その結果上体のバランスが安定する為、自然にどちらかの足を重ねる姿勢を取ります。また同じ側の肩にカバンを掛けるという事も同様で、片側の肩にカバンを掛ける事で上体のバランスが取れますので、これもまた自然にその姿勢を取る事になります。さらに脚を組むなどの動作も長時間の同一姿勢を行なった場合、上体の自重は坐骨に対して等分に掛かっている訳ではなく、荷重側を移動する働きとして脚を組むと言う事になります。これは一時的な休息姿勢となっており、身体の自然な欲求(補正作用)として生まれるもので、あまり気にする必要はありません。癖とは身体のメッセージですので、その声を無視する事無く、歪体?から正体に戻す事(初期化)により、自然にその癖が無くなる様に心がける事です。
骨盤矯正で痩せる事は出来ますか(痩身に付いて)
当整体院で行っている骨盤矯正とは、主に仙腸関節機能異常を回復させる事を意味しますが、施術に於いて骨盤の捻転と傾斜を元に戻し、骨盤の位置の不正から来る問題を改善させる事は出来ます。一部の整体などで宣伝している様な、骨盤矯正を行う事で身体の代謝が促進され痩身につながるとはあまり考え難く、痩身を目的とした施術は行っていません。これは結果ですが、軸回旋伸張法は上体の回旋動作ですので、ご自身で行う事で体重が落ちる方もおられます。
猫背は治りますか(O脚及び一般的な姿勢に付いて)
姿勢に付いては先天的に設計されたものと、後天的な生活習慣から来たものとの二種類があります。この場合先天的に受け継がれたものは矯正出来ませんが、多くの場合は生活習慣から来ているものなので、多少ご本人の努力も必要としますが適切な施術を行う事で矯正出来ます。特に当整体院で開発致しました軸回旋伸張法は姿勢に対して有効に働き、ご本人にとって最も適正な姿勢を作る事が出来ます。
身体に痛みが出るメカニズムは(一般的な痛みの原因に付いて)
腰痛を始めとして身体に現れる痛みやシビレなどの原因の多くは、その殆んどが筋骨格系の機能異常で、特に仙腸関節機能異常が関係しています。これは日常的に行なっている姿勢や動作が関係しており、主に長時間の同一姿勢或いは繰り返し行なう軽作業などが問題になります。特に現代は椅子に座って行う仕事が増えた為、多くの方が腰痛や肩こり頭痛などに苦しまれておりますが、この長時間の同一姿勢、或いは繰り返し行う軽作業の他にも、急激な動きを伴うスポーツや運動、または転倒や落下などの外力も痛みの原因になっております。一般的に長時間の同一姿勢とは、デスクワークに於ける椅子に座る姿勢が最も多く、この姿勢は骨格の中心である骨盤の仙腸関節が直接的に上体の体重を受ける為、特定の条件が加わった時に機能異常(ズレ)が起こり易く、最も痛みを作りやすい姿勢です。また繰り返し行う軽作業やその他スポーツなどでも腰が中心となりますので、急激な動きなどが加わる事でやはり仙腸関節に機能異常が起こります。この状態が身体に現れる痛みなどの症状の原発部位で、一旦仙腸関節に機能異常が発生しますと、仙腸関節に関係する筋群が筋スパズム(継続収縮)を起こし、同側の筋系にスパズムが広がる事で、二次性の関節機能異常が起こります。その結果、筋スパズムを介した関連痛として体幹並びに四肢に於いて、様々な症状が現れるという仕組みです。表面的には筋系の異常(筋筋膜性疼痛症候群)として認められておりますが、根本的には関節機能異常が起こったもので、施術に於いても原発部位の関節機能異常を矯正しない限り完治しません。また痛みを感じるメカニズムは、筋スパズムにより軟部組織内に於いて血管の収縮が起こり酸素欠乏状態になる事で、発痛部質が生産され知覚神経の侵害受容器がこれを受け取り、脊髄から大脳へと痛みの情報が送られる事で痛みを感じます。この経路を侵害受容性疼痛と言い一般的な筋骨格系の痛みやシビレなどの症状は殆んどがこの侵害受容性疼痛です。
筋骨格系の痛み
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