パンフレットギャラリー その5
パンフの写真はスマホで撮りましたので
光が入ってしまっております
ご容赦ください
 


 パンフレット   みどころ
   演出わかぎえふさんの言葉
・・・
今回はたったの9人で中世ヨーロッパの教会政治の世界を
描きます。主演に安寿ミラという知的で清涼感溢れる女優さんを
迎えられたのは実にありがたいことでした。
元宝塚のトップスターだった彼女は、歌劇団在籍時代はもちろん
女優いなってからも赤毛物を得意としてきた人です、稽古場では
他のキャストにいい影響を与えてくれました
。それぞれの役者が
新しい表現方法を手に入れ、世界観を構築していく姿は見ていて
楽しい期間でもありました。・・・


あとはおひとり1ページずつの扮装写真と略歴の紹介です
  ヤンさんの言葉
シラノの人生は果たして倖せだったのか・・・。不倖せだったのか・・?
本人に聞いてみたいですネ・・。よく自分の最後の瞬間の情景を想像しますが
私も死ぬときはシラノのように最も愛する人あるいは愛した人にそばに居て
欲しいナ・・(笑)
今回ロクサアヌには「そうじゃない!もっと私をわかって!」って毎日叱られて
いる気がします。賢いけれど、計算する人ではなく、思うままに正直に生きている
そしてとてもチャーミング、初演では発見できなかった様々な彼女の”心”を
今回彼女から教えてもらってような気がするんです


座談会は市川右近×安寿ミラ×栗田芳宏×笹部博司
安寿「この間いったんですけれど、ロクサアヌをやる女優は数多いけれど
新聞記者だの子供だのやる人はいないんじゃないかと思って(笑)

右近「でも台本を読むと安寿さんの売り子にも「ほんの少しばかり」と言うし
最後ロクサアヌにも「ほんの少しばかり悼んでいただきたい」と言うんですよね
偶然ではないと思うんです。シラノの生き様だったのかも・・・
安寿「ロクサアヌも最後「それは?」って聞く。売り子も「それは?」って聞いて
るんですよ。

笹部「アンジュさんがロクサアヌと売り子をやる。安寿さんの心の中では、
その二つの役はごく自然に同居している・・・・
(つづく) 
  ヤンさんのメッセージ
前回のVol.10でダンスコンサートに一応区切りをつけ、どのような形で次に進む
ことが出来るか様々に思いを巡らせ、今回、ダンスアクトとサブタイトルを変えて
これ迄よりより演劇的な部分を膨らませてみようと・・中略・・・
しかしこれを創ってゆく途中、あの日本を全く変えてしまった震災が起こり
一旦はすべて白紙に戻しました。
〜略〜
私にできることー
それを通じて今の気持ちを表現できれば・・・との思いで後半を創り変えました
失われたものは大きい・・・・でも一歩一歩確実に歩き始めていらっしゃる方たちと
心を共にし、自分に与えられた仕事に、日々に誠実に生きていかなければ・・と
”祈りと希望”・・・忘れることなく。

〜略〜

真波そらさんの言葉より
男役として女性として一人の人間としてとっても尊敬しているヤンさんと同じ舞台に
立てるなんて私は宝くじが当たった以上に幸せを感じています。
  ですって
アコーディオンの大田智美さんの言葉より
2005年「血の起源」で初めて安寿さんのダンスを観て、その美しさをカッコよさに
惹きこまれ、その後のシラノでご一緒して以来、いつか自分の音でタンゴを踊って
ほしい!という夢のような夢を抱いていたのですが、今回その夢が叶い、まさに
感無量です!〜略〜稽古場に溢れていた情熱と笑顔とこの舞台への思いが
皆さまに伝わることを願って・・・

ピアノの長見摩耶さんも安寿さんは別世界のスーパースター、同じステージに
立たせてもらえるなんて!

 
  濃紫のドレスがとてもよく似合ってらっしゃる美しいヤンさんです

ヤンさんの言葉

どこからかタンゴが聴こえて来ると、毛穴がぶわ〜〜っと開いて、そこに
熱い液体がドっと入り込んで来て体温が一気に上がり体がぞわぞわする
1曲でもそうなのに、この舞台は全曲がタンゴ、しかもアストロリコさんの
生演奏・・・もう稽古場ではぞわぞわしっぱなし。
今回でファイナルだということですが、若い人達がアストロリコさんと共に
大事に育んで来たステージの最終章にお声を掛けて頂いて、感謝することは
勿論ですが、これまで積み上げて来たクオリティを落とさないよう
大切に踊りたいと思っています。


2011年もあと1ヵ月あまり。貴方にとってこの1年を感じ一文字で表すと?
という質問に
ヤンさんは
『祈』
何も出来ない自分の無力さが情けなかった。祈ることしかできなかった・・・。
今年は日本中が同じ気持ちで祈り続けたと思います


です 
  座談会 安寿ミラ×玉野和紀×上田遙×宮川彬良 より抜粋
宮川 無謀ですよね。ピアフを踊るという発想自体がびっくり。それは誰も他に
考えつかないだろうと凄く思いました。確かに歌でピアフを表現するのは、皆が
トライしているけれど、大抵はピアフ以上に歌えないから討ち死にするということが
あったと思う。試みとして逆にえぐりだせる可能性はあるんだなと。
上田 ここにいる4人は、自身でプロデュースをして演出も全部一人で出来るという
メンバーですよね。この4人のキャッチボールがなければ僕は今回ピアフをやろう
と思わなかったですね。

・・・略・・・
安寿 今日は遙さんが演出意図を細かくお話してくださったので、扉が開いたような
感じですよね。この作品はジャン・コクトーによって変えられていくピアフの話なんだと
宮川 そうだよね、今日みたいな稽古をすると「あ、肝にあるのはなんなんだ」という
ことが凄くわかる

・・・略・・・
上田 やっぱり彬良さんの音楽が行き着くところを教えてくれる。最初の曲「奇妙な
病棟」あれを聞いた時にこれは行けるなっと思った。安寿さんがこれを歌いたいと
言って下さったじゃないですか。これでなんとなく自分で最後まで辿り着けると思った

安寿 目指せ、最後!

玉野 大変だ・・・(笑)
宮川 俺の方が大変だよ(笑)

・・・ 
  劇団AUNにヤンさん、横田栄司さん客演、豪華です”

特別対談は吉田鋼太郎×安寿ミラ×安蘭けい
吉田 (宝塚)ほんとにね、面白くてね。この間初めて拝見したんですけども、
遅ればせながら。価値観変わりました。芝居っていいんだ、何があっても。何でも
アリなんだって。

安寿 もうすぐ100周年になるのよ、宝塚って。マンネリと言われようがワンパターン
と言われようが、あの様式美できてるからここまでもてるわけよ。だからファンの人が
ずっと応援してくださる。

吉田 万人が見て面白い。

安寿 そうね、ストーリーも単純だし綺麗だし
吉田 本当にそう。開幕のアッという間3分で劇の世界にぐわあっと引きずり込まれる
これは楽しめって言ってるんだと。じゃあ楽しませてもらおうと

・・・・略・・・元男役の二人に鋼太郎さんが最初からすんなりと入れるの?という問いに
ヤンさんが答え
吉田 安蘭さんは?
安蘭 なんですか?
吉田 今、話し聞いてた?
安蘭 聞いてましたよ、ヤンさんの話をずっと聞いてましたよ
吉田 (笑)・・・いや、俺の話も聞いてくれる?・・・つづく

もうひとつの座談会は吉田鋼太郎×大塚明夫×横田栄司

読み応えありすぎるパンフレットです

 
  ヤンさんの言葉より

これまでどれだけのニジンスキーが上演され、何人の役者やダンサーがこの
孤高のバレエダンサーを演じてきたのでしょう・・・

幕開きから全開の荻田ワールドは、まさに幻想的、眩惑的、夢想の世界。
そこに半獣舞神の如く佇む、東山ニジンスキー。
誰も生きたニジンスキーを見た事がないけれど、踊る彼の姿に、おそらくそういう
ふうに存在していたであろうニジンスキーが見えてくる。
岡ディアギレフとの耽美な絡みも、美しい・・・
その空間を跳び遊ぶように舞う、軽やかなダンサー達。

兄二人を狂わせてしまった時代背景も想像でしか分からないけれど・・・
そしてきっと上の兄も大好きだったであろうけれど・・・

過酷なこの状況に翻弄sれた女性として、私も息づきたい


お稽古場写真のヤンさんがとても素敵で、振付の平山素子さんとのポーズする
ツーショットは大好き! 
   このパンフレットは実はとても小さいのです。ニジンスキーパンフの半分の大きさ

ヤンさんの言葉より
・・・それにしても今回のようにチクッと毒のある役を演じる機会が私結構多いん
ですよね。シャーロット、ラチェッド、ヘレネ、オーギュスティーヌ、フェイ、クラリモンド
ニジンスカもそう、普通の優しいお母さん役の出演依頼はまずないですし、毒女が
得意という自覚もあるんですけどね(笑)演じていてメチャクチャ楽しいです
そのうえに今回は大河内さんという強力な夫、伊坂君という可愛い息子も揃っている。
お二人とも初めての共演ですが稽古前半の芝居を観ているだけで「なるほど、
大河内さんと私のこういう演技だから伊坂君のああいった息子の芝居が
生まれるのね」と不思議に納得できるんです。後半の稽古でもしっかり絆を深め、
しっかり迷惑家族を演じたいと思っています(笑)


息子役の伊坂さんは
稽古で大人たちの若い頃の場面を見ていて気づいたんですが、
大河内さんと安寿さん演じるケイブ夫妻の感じが「ああ、この二人が育てたから
オレはこんな11歳になったんだ」と思わず納得するほど、自分の親としてシックリ
来ていた。 
   です
  ヤンさんの言葉より

私が演じるみすずは、夫や子供と別れ、明日の見えない異邦で新しい生活を
作る女性です一人の日本女性がそう生きざるを得なかった当時に思いを馳せたとき
、この作品は単純な感動物語ではないと思いました
”思い”という印象が強かった。それは歴史の重量感といえばいいでしょうか。
ずっしりと心のど子かに残る”重さ”を感じたのです。稽古を重ねる過程で、
それは確信に変わっていきました。私が演じるみすずという人物が背負って
いたものは、歴史の重みだったのだと・・・

ただみすずという女性にはその重さに負けない魅力があります。混沌とした世の中を
少し斜に構えて見つめながらも堂々と生きていく。そして故郷に残してきた人々に
対するやさしさも決して忘れることがありません。

そんな彼女の豊かな人間性を表現しつつ、鄭さんが当時の人々を想像しながら
紡ぎだした”生身の言葉”の数々をみなさんにしっかり届けたいと思っています


黒髪和服姿のヤンさんです

スペシャル対談は草g剛×鄭義信×チャ・スンウォン 
  ヤンさんの言葉より

私のサヨナラ公演の時に、阪神淡路大震災で公演が中止になりました。九州で
自宅待機をしていたときに、OGの方々がすみれチャリティーコンサートというのを
開かれたんです。私はそれをテレビで見ていたんですが、その時 
なんてすごいところに私は所属している
んだろう・・・。OGの皆さまに対して、なんてすごい方なんだろうと感動でボロボロ
泣いてしまいました。そういう方々のパワーを終結して一つの舞台を作り上げるのが 
このOG公演だと思っています。
今回、ようやくタイミングが合って出演することができ、しかもご一緒する方々が
素晴らしい方々ばかりで楽しみでもあり、緊張もしています。
鳳蘭さんは、私がファン時代のスターさんですので、間近で迫力ある歌を聴ける
ことが嬉しくて仕方ないですし、ほかにも憧れの方々がゲストでご出演されるので、
懐かしさと嬉しさでいっぱいです。独特の世界観を持っていらっしゃる荻田先生が、
卒業生でありキャリアを積んだ個々の舞台人をどう料理するのか、
楽しみにしてください。題名のとおり
皆様に「夢」をお届けしたいと思っています


巻末の写真はお稽古場の様子です 
  ー宝塚100周年について

私が言うのもおこがましいですが、世界中何処を探しても、これだけ華やかで夢の
ある舞台を作るところは他にないと思います。
本当に夢の世界なので、100年から先もずっと続けて行っていただきたいと
思います
 

巻末は舞台写真

「DREAM A、DREAM」の音楽を紡ぐ5人の音楽家からのメッセージ
吉田優子さん、甲斐正人さん、青木朝子さん、吉崎憲治さん、高橋城さん

『TAKARAZUKA WAY TO 100th ANNIVERSARY』シリーズに寄せて 田窪桜子

いよいよファイナル 豪華出演者たちのキャリアと輝き 小藤田千栄子
   ヤンさんの言葉より
再び巡り逢えた”ニジンスカ”・・・!!
これはとても嬉しいこと。
ただー2年前は膨大な活字を追うだけで一杯だった
ニジンスキーの襲いかかる”心の闇”破壊寸前の彼の”孤独”を彼に代わって
客席に伝えることが私の役目だったのに・・・。
それが充分には出来ていなかった・・・。
今回も限られた時間の中、ギリギリの精神状態で神経を集中させ、全力でこの
大役と向き合ってい、ニジンスキーを演じるのがどうしようもなく嬉しくて、
体ごと喜んでいるのでしょう、きっと・・・。ヨシを見ていると本当にそう思う
兄の才能にジェラシーを感じていたニジンスカのように。
そんな彼が羨ましい・・・眩しいくらいに・・・。
やるべきことは明確に見えている。
”生きている”ニジンスキーのそばで”ニジンスカ”として生きるだけ・・・。
一分の隙もなくー


TALK SALONは荻田浩一×東山義久×安寿ミラ×岡幸二郎より
印象的なひとこと(笑)
安寿 そうよ、宝塚が第1回公演「どんぶらこ」をやっていた頃に(ニジンスキーが
『牧神の午後』をやったのよ(笑)


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