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ドングリは不作でも…
写真はサワグルミ。 垂れ下がっているのは、おびただしい数の果実(正確には、果実の集まった果穂)です。それは、あたかも‘下がり簪’(さがりかんざし)。〔写真にマウス・オン〕
今年は、ここ安曇野ではドングリ(コナラやミズナラの果実)の結実が少ないようです。それらはツキノワグマの秋の主要な食物であり、冬ごもりの体づくりには欠かせません。
しかし、今は不作のそれらに代わり、豊作となっている オニグルミやクリが主食になっているようです。 写真のサワグルミも例年になく豊作ですが、残念ながらクマのエサにはなりません。
クマだけでなく、クルミを食べるヒトにとっても食べ物にはなりません。 …と言っても、有毒ということではなく、その果実(種子)があまりにも小さいため(数mm程度)、食べるに値しないからです。
学名のPterocarya rhoifolia とは「翼のあるクルミ」の意。 この翼で、新天地まで飛んで行きます。
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この実が食べられれば、クマもヒトも大喜びでしょうが…
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