地蔵歎偈 じぞう たんげ  (地蔵菩薩を讃え捧げる経文)
         なむじぞうがんのうそん      しゃかもんぶつゆいふぞく 
           南無地蔵願王尊      釈迦文佛遺付属  (地蔵菩薩はお釈迦さまに頼まれた)
          なむじぞうがんのうそん      しゅつげんあくせにゅうぜんじょう
           南無地蔵願王尊      出現悪世入禅定
     
    なむじぞうがんのうそん      じごくむげんだいじゅく
           南無地蔵願王尊     地獄無間代受苦
          なむじぞうがんのうそん       がききかつかいぼうまん
           南無地蔵願王尊     餓鬼飢渇皆飽満
          なむじぞうがんのうそん       ちくしょうひもうそくげだつ
           南無地蔵願王尊     畜生皮毛速解脱
          なむじぞうがんのうそん      しゅらちょうぶくがまんどう
           南無地蔵願王尊     修羅調伏我慢幢
          なむじぞうがんのうそん     にんげんさいどしょうじかい
           南無地蔵願王尊    人間済度生死海
          なむじぞうがんのうそん     てんじょうおんりごすいなん
           南無地蔵願王尊    天上遠離五衰難
          なむじぞうがんのうそん     いちしょういちらいしょうくどく
          南無地蔵願王尊     一称一禮勝功徳
          なむじぞうがんのうそん     こんぜごせだいあんらく
           南無地蔵願王尊     今世後世大安楽
           なむじぞうがんのうそん
         
    南無地蔵願王尊 
                                    「地蔵菩薩とは地蔵真言唱える
   
意訳    南無地蔵願王尊地蔵菩薩を讃える真言
   
釈迦如来は 地蔵菩薩に依頼されました。  調伏:心身を落ち着かせて煩悩悪行を静める。
   地蔵菩薩は
 悪世に出現されて 心静かな悟りの境地にお入りになられました。
   
それのちに 地獄界に入って 衆生の代わりに苦を受けられ
   
餓鬼界では 皆の飢えを満たされた。 畜生界では 皮毛を速やかに解脱せしめる。
   修羅界
では 争う修羅の心を調伏ちょうふく したまう。
   
人間界では 生死の海に迷う人間を救う。
   
天上界では 天人の五衰ごすい の難なん を遠離おんり する。
    地蔵菩薩の名を唱え 合掌し礼拝するは 最高の功徳である。
    この世も
(現世) 来世も大安楽となる。

    地蔵歎偈を唱えた後 地蔵真言を唱える。  
(正規は21回唱える)
    地蔵真言じぞうしんごん 訶訶訶微娑麽曳莎訶  オン カカカ   ビサンマエイ  ソワカ