人生さんの囲碁入門講座

石の強弱による着手の決定

 〜〜 判断する広さによる着手の違い 〜〜 (復旧日:平成21年12月27日)
級位者と初段での、着手を判断する際の、碁盤の広さの違いを紹介してみようと思います。

実戦の紹介

> で順を追って見てみてね。
碁盤1(実戦の紹介)



上辺の黒は弱くない

|< を押してから、 >で順を追って見てくださいね。
碁盤2(例えば、こう打ったとすると)


黒1〜黒5まで、弱い白石へ圧力をかけながら、補強して、黒7と、右上の石を攻撃しながら、
黒を補強。
J列の白も目はないし、この方が黒は面白い展開だったと思います。

まとめ
部分的には、弱い石も、「全体で、相対的に」石の強弱を判断すると、実はそれほど弱くない、
と言える事もありますよ。

「碁盤を広く使う」って、よく聞きますね。
こんなところでも、視野の広さによって、作戦が変わってくるのがわかりますね。

何か、参考になるといいな。


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今回は、講座内容保存してなかったので・・・・
適当に解説します^^;




(碁盤1)実戦の紹介
実戦は、上辺の黒の一団に、黒1と白を切り取って、
目を確保して、強くしました。
上辺の黒は、強くない、という判断があったのだと思います。
○4:ここに白石が来ると、白は実は大喜びでした。
なぜなら、分断されていた右上の2つの白3子がつながった事。
さらに、右下の白石(k-4)にも応援を送ってる意味もあるんです。
白は上辺の白1子と交換に、弱い石がなくなった事で
大満足の展開でした。

上辺だけを見ると、確かに強くはないかもしれない。
ただ、碁盤全体を見ると、どうなるか・・・は碁盤2で、紹介。





















(碁盤2)
全体で、石の強弱を判断してみます。
〜〜 黒 〜〜
(左下)白1を4子も飲み込んで、しっかり生きてそうです。(強い)
(上辺)・J−12の一子を取れば、すぐに1眼できる。
    ・F−9とゲタで1子を取っても、1眼できる。
    ・D−12に抑えても、すぐに目ができる。
    ・中央もまだ、封鎖されてはいない。  (そんなに弱くない)
(K列)弱い
〜〜 白 〜〜
(左上)生きている。
(右上)まだ、生きていない。
(右下)一人ぼっち。(攻められる可能性は残ってる)
(J列)弱い


「黒は弱い石は、K列の1団だけ、と判断し、更に、周りの白は
弱い石ばっかりだ」と、判断できれば、弱い石から動いて
補強しながら、周りの白を攻撃しよう!という発想が生まれます。

こういう見方が出来ると、もう、僕では置碁での対局はとても無理です^^;