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山遊雑記 |
沢で楽しく遊ぶために(2006,08 ,02) |
沢遊びの楽しみのひとつが沢通しの難所越えだ。きわどいヘツリや、滝登り、はたまたウオータースライダーと、スリルを楽しめる。オレはこんな沢通しが好きだ。でも、楽しめるだけの技術を身につけてないと怪我しますからね。三田村怪長率いる我が「日本吸盤協会」では、毎年遡行訓練(本来は釣行なのだがなぜか遡行訓練になる(苦笑))を行うはずだったが、去年は患部の都合が合わず、今年こそヌメリ沢合宿するはずだったが、没になってしまった。 そこへ、タイミング良く、水トレのお誘い!荻野さんの実験企画で、沢のプロ、中尾さんが講師である。飛びつきましたね(笑)つうことで、7/30、庚申川へ行ってきました。これからの源流界を引っ張っていく存在になるであろう中堅どころの本格派源流マンに混じって、場違いな4時間リミッターのなんちゃって源流マンが一人というメンバー構成ではありましたが、ご一緒させてもらいました。参加者並びに、全体の様子は既に渓道楽さんでアップされているのでそちらをご覧下さい。 ここでは簡単な内容と個人的感想を記します。 1.遡行技術 トレの場所は、水深もそこそこあり、流れが緩く、遡行にはかかせないヘツリの練習には最高の場所でした。水線ぎりぎりのヘツリ、腰まで浸かってのヘツリなど色々なパターンを行いました。手頃なホールドが多く、また落ちても安心な場所なので、遊び感覚で楽しくトライ。個人的には、小さなホールドにどれぐらい対応できるようになったかを確認する事を念頭に置きました。また、当然ですが、中尾さんの模範演技はとても参考になりました。 個人の思いつきトレもやらさせていただきました。腰まで浸かるへつりで、たまたま水中メガネを持っていた方がいたので、お借りして、潜って水中ホールドを確認するという、普段ではあまりやらないトレもこの機会にさせていただきました。参加者は「海女さんだ(笑)」と笑ってましたが、みんなオレのやってる事の意味、解ってたのかなぁ?(汗)潜って遊んでたわけじゃないのですよ(笑)ゴルジュなどをヘツッて行けるかどうかを判断するのに、重要な遡行テクニックなんですよ。(えっへん) 巧くへつれば、拍手喝采。落ちれば爆笑。楽しいトレでしたよ。でも、最終演者のオレが落ちないからといって、さっさと次の場所に行くなっつうの!寂しいじゃないのさ(爆)まっ、「日本吸盤協会」の実力を認めてもらった事にはなるのだけど・・・ 「チミ達、これぐらいは軽くこなさないと〜」って、自慢できないじゃないのさ!(爆) ちなみに「日本吸盤協会」では2005年度から遡行技術にクライミング技術を取り入れて行なっています。みなさんにもお勧めしたいですね。 『左足をインステップで・・・OK、左上のカチをタンデュ気味に抑えて・・OKOK!。アンダーホールドを右手逆手で持ち、はい、ムーブ。お〜完璧〜次のクラックをフィンガージャムで・・・』 やってることは、普通のヘツリなんですけど(爆)クライミング用語を使うとなんとなくかっこいいじゃないですか(笑) トレの場合は、無理と解っていてもチャレンジする。落ちても振り出しに戻るだけですからね。落ちたら悔しいけど楽しい気持ちが技術を向上させるのです。登攀テクニックにも繋がるし、こういうトレは大好きです。 2.ザイルワーク 状況に応じた何種類かの安全確保の仕方を体験した。なるほど、なるほどと頷くばかりでした。じゃあ、今日から使えるかというと、オレには無理だが、使える様、自主トレに組み入れよう。(自宅の階段ですが(爆))ヘツリと違って、こっちは全くの無知なので、ザイルレポは以上(核爆) トレ中のオレと荻野さんの会話 「ねぇ、インクノットってどういうの?」 「モヤイ結びだよ」 「モヤイ結びってな〜に?」 オラ、こんな程度なのだ(自爆) (8/3追記:「インクノットはモヤイ結びでは無い」(三田村氏指摘爆) 荻野さんもまあ、この程度(笑)でも結べたからオラよりラベルは上だね?(爆)) というわけで、楽しく講習を受けてきたのでした。大人数だったので、ペースもゆっくりで、リミッターもかからなかったし(笑)メインイベントの滝登りが出来なかったのがちょっと残念だったけど、それはそれで一つ目的ができた。ふっふっふ・・・・ 尚、「日本吸盤協会」は、来年、「ヌメリ沢合宿」の後、「交婦の滝幽体離脱体験」を決行することに決定しました(無謀爆) |
完 |