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ヒメオドリコソウ/シソ科
名前はきれいだが姿形は今一つ。いや、みすぼらしい。恨めしそうな眼差しの幽霊が、草の陰でたたずんでいるような。名前負けしている。この花も、春先あちこちで群落をつくる。
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ハナショウブ/アヤメ科
「いずれがアヤメか、カキツバタ」。ハナショウブの美しさはアヤメやカキツバタに劣らないけど、美の代名詞とはならなかった。たぶん名前の語呂が悪かったのだ。勇ましすぎる。
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ヤマユリ/ユリ科
野山で見かける白い大きな花。芳香が強く、匂いでこの花に気づくこともある。豪華絢爛。これほどまでに個性の強い花が、なぜひっそりと日本の野山に自生しているのか、摩訶不思議。
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セイヨウタンポポ/キク科
野山にあるタンポポのほとんどが、この外来種のセイヨウタンポポになってしまった。繁殖力旺盛、畑では雑草の扱い。採っても採っても生えてきて、すぐ種を飛ばす。憎たらしいほど。
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オオバコ/オオバコ科
踏まれても踏まれても立ち上がってくるオオバコは、たくましい雑草の代名詞。子どものころ、茎を手折って、草相撲に興じた人も少なくないはず。
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ノカンゾウ/ユリ科
野のユリ。中国では「忘憂草」とも言うらしい。この花を眺めていると、美しさに憂いを忘れるとか。ちなみに日本でも、「勿忘草(ワスレナグサ)」の別名がある。
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ハツカネズミ/ほ乳類ネズミ目ネズミ科
野山には野ネズミがいる。寒くなると屋根裏に入ってくる。そこで人はネズミ獲りを仕掛ける。写真のネズミは、粘着板で捕獲したもの。ご臨終。
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ミンミンゼミ/昆虫網カメムシ目セミ上科
セミは3〜17年を地下で過ごし、最後の1ヶ月だけ、成虫になって地上で暮らす。末期の目に世界はどのように映るのだろう。セミにたずねてみたいけど、きっと忙しいだろうな。
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シャクナゲ/ツツジ科
このシャクナゲはセイヨウシャクナゲだったと思う。シャクナゲはヒマラヤ山麓にも多い。たしかネパールの国花で、ラリグランスと呼んだと記憶しているけど。昔のことなので忘れてしまった。
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