創業明治三十六年 表 具 芳 仙 洞    
ご挨拶 掛軸 修復に使う糊 額装・屏風 障子 復旧貼り替え 価格の目安
箔 art panel 箔art clock&plate 保証書 お問い合わせ アクセス 掛軸の紐を結ぶ 中野市と縁深い
僧・文人・画人
ホーム

 

ごあいさつ

店舗案内    工房案内    Link

 

 

 芳仙洞は明治三十六年創業。

五代百余年に渡り技術の研鑚に努めている表具職です。

掛軸・額装・屏風・襖・障子貼り…

代々受け継がれてきた確かな技術・経験に裏打ちされたカンを生かし

後世に残る仕事に責任と使命を見出して、日々精進を重ねています。

 

 

いま、日本の表具は他の多くの伝統技術と同様、危機的状況にあります。

住宅建築から和室と床の間が激減する一方

一時的に間に合い「安価であれば良い」というニーズに対しては

接着フィルムを高熱で溶かし、圧着させて作る機械表具が大多数を占めています。

冷暖房などの急な気温変化にも左右されず、狂いません。

ですが、これに使われる接着フィルムは濡らしても剥離できず

改修も容易ではありません。仕立て直し不能を前提としております。

 

 

現在多くの表具師が使っている合成化学糊も、登場からまだ半世紀。

改良は進んでいるものの、仕立て直しが困難となる事もあるようです。

作品に極力ストレスを掛けず、きちんと修復し後世に受け渡す。

その理念からすれば、まことに憂うべき事です。

 

 

先達が自らの手で作り使用してきた小麦澱粉糊は

水だけで和紙の剥離が可能。

修復に於いて未だ右に出るものは無し。

然しながら、「掛軸の裏打ちの為にしか使わない糊」を得る為には

とても長い年月と多くの手間を要します。手掛けた作品は残ります。

それがどんな劣悪な状態・環境下で経年しようとその表具師の仕事として。

 

 

芳仙洞は時代の趨勢とは逆行であっても、古来からの技術を愚直に守り続けます。

五十年、百年先の来るべき次の修復まで、より良い状態で作品が残るよう

掛軸本来の姿を残していきたいと思っております。

そして、表具技術の中心・肝は

糊であり目で見えなくなる下地づくりにあり

として、誠実な仕事を心掛けています。

 

 

それはもちろん、表具代金の多寡にかかわりなく・・・

 

 

芳仙洞主人 敬白

 

 

 

 

〜弊社の強み〜

 

・作品を後世に残し、また次の修復も可能なように昔ながらの技法にて施工させていただいております。

 

・弊社の額装、屏風は既製品ではなく、自社工房内にて材木を挽き、一貫製作しております。

 

・県下最大規模の広い工房を備えており、大作への対応も万全です。

 

・融通が利き、量の多少に関係なく、他にはない1点をご提供いたします。