宇賀治医院
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総合診療医 家庭医に第1に求めらる条件は @幅の広い臨床に強い質の高い診断能力とその対応にあります。的確な診断において 医院はその地域中核病院と連携(病診連携)体制をとり 個々の患者さんの価値観、仕事、生活設計 家族の希望などの患者さんの背景(バックグラウンド)も考慮して 満足のいく個別の診療を提供し、病気や健康管理に対応するべきであると思っております。
地域中核病院との連携とは・・・福井市であれば
具体的には 福井医科大附属病院・福井赤十字病院・福井県立病院・福井循環器病院・福井県済生会病院・福井総合病院等などの 地域中核病院の登録医として
1.高度医療機器(CT・MDCT PET-CT MRI等など)の予約検査(緊急時は、即時 対応)
2.入院適応時 開放型病床に入院(緊急時は、即時 入院対応)
家庭医として 手術・PCI等の治療・検査等に立会いすることも出来ますので 患者さん・家族にとり より安心した医療が受けていただけると思っております。

すべては 患者さんのために・・・より良い 質の高い医療を・・・
総合診療医が、守備範囲を広く多種多様の患者さんを診ることによって、病状の裏の以外な病魔や原因
があきらかになることが多々あります。

総合診療医の診療の質を保障するひとつの例としてJATEC:外傷診療研修コースやACLS:心血管二次
救命処置などに代表される標準化教育があります。標準化教育は、積み重ねられたエビデンス:科学的
根拠と専門医の協議に基づいて開発されています。その目的は、安全で質の高い診療がより多くの患者
さんに提供されることにあります。総合診療医が広い範囲の標準化教育を身につけ学ぶほど、より多くの
患者さんに質の保障された医療を提供できるようになることにつながります。
標準化教育を身につけるためには、ただ単に試験に合格し修了するだけではなく 指導する立場まで入り
その後 指導力を学び 生涯学習能力にさらに磨きを掛ける必要があります。
  

医師の優れた診断能力とは、既存の医学知識をただ増やす事だけで身につくものでなく その応用力
推理力・論理力に深い臨床経験の裏打ちがあって初めて具現化され 他の医療スタッフとのチーム医療
を大切にし 常に人格者としての態度が望まれます。

しっかり訓練を受けた かかりつけ医をもちましょう。
説明宇賀治医院.pdf

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かかりつけ医


問題点:
@しっかり訓練を受けた総合診療医が少ない
臨床に強い総合診療医・家庭医が 今 ようやく全国の大学病院に多数設置され医師の教育が始まる様になってきたと感じております。やっと今後 少しづつ患者さん達にそのことが 伝わっていく時代に入ったと思い
ます。私達が、日本で一番最初に 約20数年前 もうすでに永眠されました教授と大学病院で 総合診療部・総合診療医を アメリカにならって開始した時には 医療関係者 特に医師達にすら その診療科・概念が理解されず本当に困った時代もありました。

質の高い開業医になるためには 将来は いままでと違い 医師1年目から 大学病院で 幅の広い臨床に強い医療教育が必要であるとの考えから、医師1年目からその訓練を受けてきましたが、約20数年の時を経て 今、ようやく医療関係者にも理解され始め その教育が始まりました。
☆まだ教育がはじまったばかりで 全国でも優秀な総合診療医が少ないなか 患者さん達には しっかり訓練を受けた総合診療医を 本当のかかりつけ医としていただきたいと思います。

A呼び名 名前が多すぎ
総合診療部・総合診療科・家庭医・かかりつけ医・プライマリー医・総合医・ジェネラリスト・家庭医療・プライマリーケアー科この統一性のないばらばらの呼び方が20数年続き 患者さんどころか医師達ですら混乱。その概念が浸透しにくい原因となったと思っております。




日本プライマリケア・学会、日本家庭医医療学会、日本総合診療医学会
平成22年4月に3学会が合併しました。

「日本プライマリー・ケア連合学会」の名称
今後の活動を期待しております。





日本プライマリケア連合学会



家庭医、かかりつけ医、総合診療医