学会・研修報告
2024.11.09
公社)日本口腔インプラント学会学術大会
11月1日から3日間に渡り京都国際会館にて開催されました日本口腔インプラント学会学術大会に参加してきました。
休診を頂き患者様には大変ご迷惑をおかけいたしました。
今回の学術大会のテーマは「国民から信頼されるインプラント治療」。
超高齢社会のなかでインプラント治療が健康の維持増進にどれだけ寄与していけるかを改めて考える大切な機会です。
当院は衛生士部門で専門衛生士の宇田川がインプラント治療におけるメインテナンスの重要性について発表、理事長吉野もインプラントの表面性状について基礎研究の立場から発表いたしました。また、同日「インプラントによる機能回復を考える」というシンポジウムに登壇し現在考え得る最適なインプラントの咬合について講演させていただきました。
質疑応答ではそれぞれ活発な意見交換が行われ明日からの臨床に大きな刺激になる一日であったと思います。
2024.09.25
(公社)日本歯科先端技術研究所・東京形成歯科研究会合同研修会
去る2024年9月15日 赤坂インターシティーカンファレンスにて私が所属します日本歯科先端技術研究所と同じく日本口腔インプラント学会の認定施設である東京形成歯科研究所の合同研修会が開催されました。
私は90分の教育講演として登壇させていただきました。普段は同席することの少ない関東を代表する2大研修施設の合同研修会は各施設の代表者がそれぞれ登壇し、少なからず互いの施設を意識したレベルの高い発表と活発な質疑が交わされました。
会終了後はノーサイド、懇親を深め未来の歯科発展のため今後も協力していくことを約束いたしました。
2025年は11月30日に開催予定です。
2024.07.20
クインテッセンス出版「インプラント周囲炎ゼロコンセプト」好評発売中
ゼニス出版の「咬合を紐解く」に引き続き、クインテッセンス出版から「インプラント周囲炎ゼロコンセプト」という書籍が発売されました。
全国の著名なインプラントロジストに混ぜて頂き私も一章書かせていただいています。
以下出版社からのアナウンスです。
インプラント周囲炎の予防と対処を外科的・力学的・衛生学的に徹底解析!
インプラント周囲炎を惹起する要因は種々考えられるが、いまだそれに対する確固たる予防法、対処法は存在しないのが現状である。
本書では、インプラント周囲炎を限りなく“ゼロ”に近づけるために、そのリスクファクターについて、再生のプロトコルを外科的観点から、インプラントの永続性をインプラントデザインと荷重時期の観点から、さらに予防とメインテナンスを総合歯科治療と衛生学的観点から、それぞれ解説していく。
科学的根拠に基づいた多角的アプローチ
[監著] 糸瀬正通 [監著] 水上哲也 [監著] 金成雅彦 [監著] 澤瀬 隆 [著] 高橋徹次 [著] 吉竹賢祐 [著] 林 美穂 [著] 馬場正英 [著] 吉野 晃 [著] 村川達也 [著] 船木 弘 [著] 工藤昌之 [著] 溝上宗久
2024.06.24
院長書籍「咬合を紐解く~インプラントを含めた補綴治療の原点を学ぶ~」が発刊されました。
2022年から2年間、歯科専門誌インプラントジャーナルで連載していた「咬合を紐解く」がこのたび書籍としてゼニス出版から発売されました。
書籍の「おわりに」にも書きましたが、インプラント治療は歯科医療に大きく貢献し多くの患者様のQOLの向上に貢献していることは疑いありません。
しかし、その普及に伴い負の側面が指摘されているのも事実です。
本書のテーマは咬合(かみ合わせ)ですが、インプラント治療のリカバリーで相談に当院を訪れる患者さんに触れるたび、問題の本質はインプラントの種類や手術の良し悪しではなくインプラント治療以前に必要な「欠損歯列を見る視点」と「咬合の知識」の不足であると感じたことがインプラントを専門とするジャーナルに「咬合」をテーマにした連載を始めるきっかけの一つになりました。
安心・安全な手術はもちろん重要です。同時に、最終補綴装置の装着を頂点にインプラントは生体の変化と向き合いながら経過する長い長いメインテナンスの時間が始まります。この視点を改めて強調したく筆を執りました。多くの先生方の臨床の手助けになりましたら幸いです。
本書はゼニス出版ホームページまたは歯科専門書籍販売シエン社のホームページで購入できます。
2024.05.29
Discovery Tour ~新世代インプラントの全国講演会~
新たなコンセプトのもと開発された京セラ製インプラントFINESIAの発売に伴う全国講演会が企画されました。大学・開業医を問わず全国から著名な歯科医師が演者として登壇します。 私は福岡大会にて「インプラント治療に必要な検査・診断と前処置」をテーマにインプラント治療を受ける前に考えなければいけない大切なことについてお話しさせていただく予定です。
2024.04.13
第10回レーザーシンポジウム
5月26日(日) 第10回オペレーザーユーザー会が開催されます。「実践したいレーザー診療」をテーマにレーザー治療に詳しい著名な歯科医師のリレー講演を一日で聴くことができます。
私もシンポジストとして登壇させていただきます。ご興味のある歯科医師は是非ご登録ください。
2024.03.24
オペレーザーユーザー会講義のお知らせ
3月31日 ㈱ヨシダ上野本社にてオペレーザーユーザー会を開催いたします。
光による生体活性効果は古くから認識されていましたが、そのメカニズムが細胞レベルで次々と明らかにされることでPhotobiomodulation :PBM)として再び脚光を浴びています。
今回、最新の知見を加えながら歯科医療におけるレーザーの有効利用と効果、そして未来への展望についてお話ししたいと思います。
2024.03.05
日本歯科先端技術研究所学術講演会
日本歯科先端技術研究所学術講演会が東京学士会館で開催されました。
学士会館は本年で建て替えが決定しています。何度も登壇していますが本当に厳粛で伝統ある素晴らしい会場。この雰囲気の中でお話しできるのは最後なのかと思うと少し寂しくなりました。
前日の会員発表では、佐竹先生と曲沼衛生士も登壇。二人の立派な立ち振る舞い、院長として誇らしく思います。
発表には世界の小宮山彌太郎先生からも感想をいただけました。
今回の多くの出会いはこれからの医療者として大きな財産になるはずです。
発表に際し後押しくださいました多くの患者さまに改めてお礼申し上げます。
2024.02.06
学術講演会にてDr佐竹、曲沼衛生士が発表します。
来る3月2・3日の二日間にわたり開催されます公益社団法人日本歯科先端技術研究所学術講演会にてDr佐竹と曲沼衛生士が初日の会員発表の部に登壇いたします。
また、二日目のシンポジウムには私 吉野もシンポジストとしてお時間をいただき「インプラントの永続性を高めるための咬合の重要性」のお話をさせて頂く予定です。
当日は市民公開講座として神奈川歯科大学の米山先生の唾液に関する一般公演もありますので興味にある方は是非事務局までご連絡ください。
2024.01.30
クインテッセンスWEB版に研修会が報告されています。
クインテッセンス出版のWEB版に、私が会長を務めますCOKI.TOKYOの新春研修会の報告が掲載されています。
2024.01.20
1月号「クイントインプラントロジー」と「歯界展望」に掲載中
クインテッセンス出版「デンタルインプラントロジー」の1月号の企画は「インプラントの咬合大特集」です。
全国からインプラントの咬合(かみ合わせ)に造詣の深いドクター陣が集いその重要性を論じています。私もインプラントの長期安定には咬合の付与が重要との考えをもとに論文における考え方の変遷、実際の臨床手技、近年のデジタル技術の応用について執筆させていただ
いています。
また、医歯薬出版「歯界展望」1月号にも不定期に連載されています座談会「臨床と基礎の融合」の第三回が掲載されています。
今回は岡山大学歯学部教授 上岡 寛先生をお招きし矯正治療における歯の移動のメカニズム、とくに骨の細胞の動態についてお話を伺っています。併せてご覧いただけましたら幸いです。
2024.01.11
近未来オステオインプラント学会新春講演会
新年明けましておめでとうございます。また、この度の震災にて被災された方々に心からお見舞い申し上げます。
当法人も一日も早い復興を願い歯科医師会や各学会、研究会を通じ出来得る協力をさせて頂きたいと考えております。
2024年1月26日(日) 近未来オステオインプラント学会主催の講演会が開催されます。
本学会長 水上哲也先生のご講演や私も短い時間ですが登壇させていただきます。
新春講演会は非学会員も無料で参加可能となっています。多くの先生方のご参加をお待ちしております。
また、昨年好評であったインプラント治療の4カ月コースを2024年も開催することが決定いたしました。併せてよろしくお願い申し上げます。
本年も歯科医療発展のため臨床・学術・教育に努力していきます。