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建築に関する十二か条


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建築に関する十二か条


私が35年間、建築を志す生徒たちに指導してきたのが、この建築に関する 十二か条です。
 これは建築設計の原則ともいえるものなので、現在建築設計している方や、これから学ぼうと思っている方は、この十二か条をじっくりと学んで自分のものにしてほしいと思い、ここに公表することに決めました。



建築に関する十二か条


一、建築物に一本 「筋」が通っていること。


二、建造物内において、A地点からB地点まで移動する時、複雑な経路を辿る必要がないこと。
(移動中に迷ったり、安全に気を遣わなければならないような建造物は失敗である。)


三、装飾的な要素を一切排除し、建築物の構造自体がそのままデザインとなっていること。


四、木材や石材など、素材の持ち味を最大限に引き出し、常に本物の素材を用いること。(素材主義)


五、安価な素材やありふれた素材も、使い方次第でその素材の良さを引き出すことができる(価値の転換)。
高価な素材にも勝る、素晴らしい素材になりえる。


六、ユニットを上手に利用すること。(例、障子や畳など)


七、ポイントを押さえた、巧みな空間構成を行う。


八、「光の効果」
窓や障子などから差し込む光をいかに上手に利用するか、など。

九、建築物と周囲の自然、庭(植物や石の配置)など、自然との融合を図る。


十、建物の内部からの要求(必要な部屋の数や大きさ、形など)に従って、建物の外形が決定されること。


十一、そこにいるだけで宇宙と一体になるような、感動・調和・安心感を与えてくれる設計であること。


十二、そこで暮らす人の「生活」を礎に構成された設計であること。