仏 ほとけ の仲間
仏 ほとけ は、如来 にょらい とも呼ばれる。
仏とは、真理の世界から、真理の体現者としてこの世界へ来て、衆生に真理（法）を説き救う存在。
如来は、真如 しんにょ （真理の世界）より来たれる者という意味。
大日如来
「
菩薩・ぼさつ は 仏の代理人
菩薩は 菩提の修行をしながら 同時に衆生を導き救済する慈悲行を任務とする。
弥勒菩薩 みろくぼさつ 観世音菩薩 かんぜおんぼさつ 勢至菩薩 せいしぼさつ 普賢菩薩 ふげんぼさつ
地蔵菩薩 じぞうぼさつ 文殊菩薩 もんじゅぼさつ 虚空藏菩薩 こくうぞうぼさつ 無尽意菩薩 むじんにぼさつ （観音経に登場）
日光菩薩 にっこうぼさつ 月光菩薩 げっこうぼさつ など。 「天上界/兜率天」：「四大菩薩」
弥勒菩薩は 今は、兜率天 とそつてん で修行しておられて 未来世に仏として衆生救済する菩薩
釈尊の入滅後 ５６億７千万年後の未来に 世の衆生を救済するため出現される。
釈尊は、阿逸多あいった という愛称で呼んでいました。
明王 みょうおう は 如来の使者。
忿怒 ふんぬ の菩薩で 上半身はもろ肌脱ぎで ものすごい怒りの形相 ぎょうそう で悪人を睨む。
右手には剣 左手には縛るヒモを持ち 悪人を
不動明王ふどうみょうおう 降三世明王こうさんぜ 軍茶利明王
天 てん とは 仏教の世界を守る守護神のこと。 「梵天王」：「梵天/釈尊に懇願」
仏の教を守護するこれらの神々は、釈尊の誕生以前から 自然現象をつかさどる神々だったが
のちに、仏（釈尊）の教えを聞いて深く
弁財天 べんざいてん 大黒天 だいこくてん
天界の下天を守護する、
東方守護は 持国天 じこくてん 。 西方守護は 広目天 こうもくてん 。 南方守護は、増長天 ぞうちょうてん 。
北方守護は 毘沙門天 びしゃもんてん （多聞天たもんてん ともいう）。
天神様とは、学問の神様で 「
執金剛神 しゅうこんごうじん は 二体一対の 仁王 におう さまとして 良く知られる。
左の仁王は 阿形 あぎょう （口を開いてあの形） 右は吽形 うんぎょう （口を閉じてんの形）をなす。
これは”あうん”の呼吸の由来。 仁王さまの印象は、恐いというより 強健という感じです。
やはり 一番恐いのは「閻魔大王」 えんまだいおう さまと人は皆、思っている。
天人の五衰 てんにんのごすい 臨終まぎわの天人に起きる、五衰という苦の現象。 （仏典によって異なる）
五つの兆しの苦悩は 地獄界の苦の16倍と伝わる。
１ 衣裳垢膩 えふくこうあい 衣服が垢 あか で汚れて みすぼらしくなる。
２ 頭上華萎 ずじょうかい 頭上の冠 かんむり の華がしぼみ 輝きは薄れ髪が萎 な える。
３ 身体臭穢 しんたいしゅうさい 体が薄汚れて 臭くなり 若々しい身の威光 いこう が無い。
４ 脇下汗出 えきかかんりゅう 脇の下から汗が流れ出る。
５ 不楽本座 ふらくほんざ 自分の席に戻るのを嫌がる。
天人の寿命 毎日が快楽の世界に住む 天界の住民の寿命は短くても 九百九十万年らしい。
しかし 天界も輪廻の世界（六道の迷いの世界）なので、いつかは終わりが来るのです。
しかも その時の痛手は 快楽が大きければ大きいほど 大きいといわれる。
その苦の大きさは地獄の16倍といわれる。
ボサツマン
「地獄が１番つらい世界と思っていたけど 天界もかなり厳しい世界なんですね。
それで 世尊は 六道の世界の輪廻の世界から早いく脱出して、阿耨多羅三藐三菩提（悟りの境地）を
目指しなさいと 衆生に教えているのですね。 世尊の説法の内容が、お経なのですね‥‥」