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SI住宅を
木造住宅で進めるにあたっての問題点
SI住宅を木造で作るには様々な問題をクリアーしなければなりません。
構造・既成概念・建築基準法の視点から解説しています。

構造上の問題点を
クリアーしました
大変重要な構造上の問題点をどのようにクリアーしているか解説しています

重要なこと
SI住宅にした場合、そのことによって派生する問題です

住宅を考え直す
住宅の既成概念を変える必要性もあります。

こんなことも可能
SI住宅にすれば、様々な問題点が解決し、今までできなかったことが可能になります。

実例
門型フレームで行った建物の実例です。

工事風景
工事の写真を掲載しました。


目次
問題点
問題点をクリアー
重要なこと
住宅を考え直す
こんなことも可能
間取り変化
実例
工事風景



はこちらへ
(ご記名お願いします)

電話047-361-6814
fax 047-361-6834





SI住宅とは

 スケルトンインフィル住宅のことを言います。

 スケルトンインフィルと言う言葉は、最近ではマンションの販売広告で見られたことがあるのではないかと思います。語意としては、スケルトンとは骨組み指し、インフィルとは内装や住宅設備を指します。

 「住宅に何を求めるか」究極まで考えていくとこんな結論になります。骨組みは丈夫で長持ち、内装(間仕切り)や住宅設備は住む人の住み方などによって容易に変更できることが理想です。

 この考え方を中心にした住宅をSI住宅と呼んでいます。

 実際には、柱・梁で骨組みを構成する鉄筋コンクリート造や鉄骨造では容易に可能な方法ではあります。

 しかし、一戸の住宅ではコスト面や施工難度、健康的な住まい方を考えれば、木造住宅で行うことが理想であり、いかにこの考え方を取り入れた木造住宅を作ることができればこれほど良いことはありません。




 SI住宅を木造住宅で進めるにあたっての問題点
構造上の問題
木造住宅では、壁が重要な要素を持っています。
基本的な部分では、風圧力や地震力に対して、壁に筋交いを入れたり柱間を構造用合板を打ち付けて耐力壁としてその力に耐えるように設計しなければなりません。
内装が仕上がってしまえば、壁の中は見えなくなっていますが、構造耐力を向上させればさせるほどあちらこちらの壁は耐力壁になっており、将来的に移動させることは不可能です。
また、2階に耐力壁があればその力は1階の柱にも伝わり、柱さえ移動できない状況になっています。
このことからすると、普通に考えれば「間取りなんて変更できないよ」と言われることの方が一般的です。
既成概念
「壁は壊れないもの」という考え方の方が一般的です。
皆さんは、「間仕切壁」と耳にすれば会議室などを仕切るパーテーションを思い浮かべられるのではないでしょうか。
そこまで簡易ではなくても、耐力壁のように様々な金物でガッチリと作ってしまっては変更も不可能になります。
また、上部や下部を含めた『隙間』も壁にはあってはならないものと考えてしまいがちです。
これらの既成概念を捨てて考えなければなりません。
建築基準法
建築基準法は、構造強度のほかに様々なことを規制しています。この法律も時代の流れによって幾度も法改正されてきています。
ここ最近では、阪神大震災の影響を受けた構造強度の規制、シックハウスの影響を受けた換気の規制など建物の設計や考え方を大きく左右する改正もありました。
例:トイレの扉のアンダーカット→扉が音を遮るという機能は無くなりました
世間では、悪法といわれながらも法律を守らなくて良いはずがありません。あくまで適法の建物を作る必要があります。


 構造上の問題点をクリアーしました
耐震性を重視すると
柱が増える
2階に耐力壁が増えれば、できる限り1階にも柱がほしい。しかし、一般的な住宅ではLDKが1階に配置することとなり、柱を容易に配置できない。
壁が増える
地震はいつ起こるかわかりません。しかし、建物が倒壊するということは、建物が凶器に変わると言うことです。
耐震性を高める方法は、前述したように耐力壁を増やすことが一番の近道です。
その為、耐震性重視=耐力壁だらけという間取りになりやすいです。
門型フレーム
この問題を門型フレーム(認定工法)にて解消しました。
門型フレームを使うことによって、耐力壁の代わりとなり、内部に細かい耐力壁を設けなくても、大空間を可能にしました。
詳細は別記参照
 重要なこと
断熱
高断熱にしなければならない
内部空間を間仕切壁で構成するということは、すなわち内部空間は同様な環境に無ければなりません。
断熱性能が低い工法を採用してしまうと、冷暖房費のコスト増は必ずおきることになり、年配者の健康にも被害を及ぼしかねません。
木材の性質
軸組み(骨組み)が長持ちする工法としなければならない。
木材は、ある程度の給放湿性があります。できれば密閉された空間への配置は避けた方がよいです。
また、湿気の溜まり易い状況にしてしまうと、腐朽や蟻害の影響も懸念しなければなりません。
できる限り、木材の性質を考慮した工法を採用するべきです。
間取り
普遍的な要素は、普遍的です。
容易な間仕切りの変更が出来るといっても、給排水関係の設備の移動は、できる限り避けるべきです。なぜなら、給水・給湯管は自由度がありますが、排水管は容易に移動できません。
総合的に考えると、給排水衛生設備に関しては、将来的にも普遍的な位置としておくことが良いでしょう。


 住宅を考え直してみよう
建物は長持ちする
断熱性能や木材の性質を考えたい家作りを行うと、木造住宅でも長寿となり、50年でも100年でも長持ちするようになります。
25年ぐらいで建て替えなければならない家は、その仕様に難があります。


長持ちする仕様が必要です
生活は20年で変化する
例:30歳の夫婦と3歳の子供の3人家族
20年後は・・・
2人目の子供は、高校卒業後就職、一人目の子供は既に世帯を持ち別に住んでいる。
あと数年もすれば、二人目の子供も別に世帯を構える可能性があり、折角作った子供部屋も子供たちの荷物置き場(いらないもの)と化してしまい、開かずの間となってしまっている。
1階に作った和室は、洗濯物や荷物置き場になってしまい、この部屋も有効に使われていない。
この時にやっと、和室を作らずにLDKを広げておくか建物の全体を小さめにした方がよいと気づく。

ある一例ですが、20〜25年で生活は変化することを考えておかなければなりません。
家族間のお付き合い
夫婦間・親子間とも関係が希薄になってしまってきているのではないでしょうか。
顔を見ない・会話も用事以外はほとんど無い家庭もあるようです。
喧嘩するのも仲直りするのも、会話ができる環境があってこそなのではないでしょうか。
プライバシーを優先するあまり、家族間さえも他人扱いになってしまっては、最悪の状況も起こりえます。

間取りを作る場合に、充分検討が必要です。
ドアの存在
建物内への出入りとなる玄関は当然必要です。
また、浴室のドアも当然必要です。
その他のドアは、何のために必要なのでしょうか。
建物内全体が同一な環境になっていれば、扉のように開閉するものではなく、最早目隠し程度でも足りるかもしれません。

このような考え方の方は、SI住宅が最適かもしれません。
開放と閉鎖
どこをどのように開放し、どこをどのように閉鎖するか、じっくり考える必要があります。
例えば・・・
道路面と建物内との接点を玄関だけとするか、気配がわかるように窓などをいくつか配置した方がよいのか、個人の希望や近隣環境から十分に検討しなければなりません。

開放と閉鎖と言う視点で間取りを考える必要があります。


 こんなことも可能
狭小間口
間口が狭い土地の場合、間口方向の構造強度が不足しがちです。
この問題を解決できます。
店舗併用住宅
特に1階が店舗の場合は、専用住宅より柱や壁が無い方が良いです。
この問題を解決できます。
壁の無い大空間
やはり、LDKは1階に配置される可能性が大きい。
一体として使用するには、柱や壁のない大空間の方が将来的にも便利です。
この問題を解決できます。
間仕切りの変更
耐力壁でなく間仕切壁なら、将来的に間取りを変更することが可能です。


 様々な実例

大きな吹き抜け空間


充分な広さのLDK

そのまま化粧梁として使っています

壁の無いLDK

3階建てビルトインガレージのある家

2階建てセンターコートのある家



 工事風景




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