.    '12年12月26日

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雪降る中

 にわかに降りだした雪の中で、ちょっと戸惑い顔のニホンザル。 しかし、思い直したかのように、アブラチャン(樹木)に登り、盛んに冬芽を食べ始めました。 園内に早春の訪れを知らせるアブラチャンの花。 『花芽を食べられて、来春の楽しみが台無し (-_-;) 』 と思う反面、この冬を乗り切るための体を養っているサルを追い払うことには迷いがあります。 近隣ではサルによる農作物被害が増えています。ヒトが作り出した野菜に味をしめる前に、自然に生える植物で満足してもらいたいもの。そのためには、『綺麗な花を見たい』という、いわばヒトのエゴを後回しにして、 ここはひとつ 思う存分食べてもらうのがよいのかもしれません。… しかしながら、当園地のアブラチャンにとってサルは困り者です。 冬芽だけでなく樹皮を剥いでその下の甘皮を食べるために、樹が弱ったり時には枯れることもあります。〔⇒以前の話題〕 さて、いかがすべきか。







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外見異常なし… 伐ってみると

 根元から数mの高さまで、幹の中が腐ってしまったオノエヤナギ。 コウモリガという蛾の幼虫による侵入と食害の傷が侵入門戸となり、 そこからの腐朽が広がった結果がこれです。外見は異常がなく、樹勢にも変化がないため、危険を見逃してしまうことも少なくありません。 きのこの発生や異常な膨らみなど、外観から判る場合はともかく、なかにはその危険性が予見できないものも少なくありません。 第一、きのこ(菌類)にしても、心材を腐らせるもの辺材あるいは根株を腐らせるものなど様々あります。また、木材をどのように腐らせるかで白色腐朽菌 ・褐色腐朽菌などに分けられます。 成長量が腐朽菌の侵攻速度に追いつかなければ、腐りにより徐々に倒木の危険が増します。しかしながら、将来の危険が予見できるからといって、コウモリガやボクトウガ、ゴマダラカミキリが侵入している全ての樹を伐るわけにはいきません。





  人為的な禍で伐採したカラマツの話題は→こちら


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巳年

 もはや、来年のことを言っても鬼も笑わない時期と考えて、来年ネタをば。  間もなく迎える年は巳年、へびの年。そこで、当WEBサイトのこれまでのヘビ話題を集めてみました。  苦手な方は、これ以下はご覧にならないほうが良いかもしれません。 (それほど刺激的な写真はありませんが)   しかし、ヘビも虚心坦懐に偏見を持たず観てみると(特に顔は) 思いのほか可愛らしく愛嬌があります。   ものは試し、以下をご覧になってみませんか。
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ジムグリとにらめっこ    やぁ〜 (゚o゚)/ ヒバカリです!  長すぎるアオダイショウ    三すくみのマムシ    要注意! ヤマカガシ    ヘビにも骨がある? 骨格標本    これはメデタイ 吉祥の白蛇  …どうです?  ここまでたどり着けましたでしょうか?