オールシーズンタイヤ  2



タイトル 2007年10月01日
カテゴリ 私のエクストレイルの標準装着タイヤは、ダンロップのST20というOEM品です。
パターンは、あまりSUVっぽくなくて、乗用車用の夏用タイヤに近いです。
タイヤの側面には“M+S”と表示してあります。
M = MAD(泥) + S = SNOW(雪) ですね。

この“S”の表示があれば、冬用タイヤとして扱われます。
高速道路等の冬用タイヤ規制時には、スタッドレスと同等の扱いです。
ただし、雪道での性能は、スタッドレスと同等というわけではありませんし
凍結路では、充分なグリップ力を得られないだろうことは、容易に想像できます。
また、チェーン規制(チェーン装着車以外通行止め)の場合もありますので
雪道を走る場合には、タイヤチェーンの携行は必須です。

以前にテストした結果では、圧雪路程度なら何も問題ありませんでした。
割とキツイ山道の登りも問題なく走りますし、同様の下りでもきちんと止まります。
ただし、スキー場へのアクセス路等では、凍結の可能性もありますので
そんな時には、迷わずスタッドレスタイヤを装着した方が無難です。

調べてみると、この“M+S”の表示があるオールシーズンタイヤでも
“M”と“S”に対する性能は、製品によって大きく違うようです。
メーカーによっては、カタログ等に、それぞれの性能を明記してあります。
残念ながら、このST20はOEM品のため、その記載がありません。

シーズンになると、スキー場に何回も行っていた頃には
FF + 夏用タイヤ + 金属チェーン で、どんな雪道でも行っていました。
今は、わざわざ寒い所に行って、スキーなんてしたいとも思わないのに
車とタイヤは、スキー仕様を買ってしまったという、なんともまあ、おまぬけな・・・。


※2008年10月7日 追記
M+Sのタイヤでは、冬用タイヤ規制に引っかかるのでは?
という指摘をいただきましたが、基本的に、この“S”の表記があればOKです。
ただし、通行する道路や、現場の担当者によって、扱いが違うこともあり得ます。
事前に、通行する道路の管理者等に問い合わせてみることをお勧めします。
また、規制では通行できても、雪道での性能はスタッドレスには及びません。
事故って泣くのは自分ですし、他人に迷惑をかける危険もありますので
雪道走行時には、最低限の備えとして、タイヤチェーン携行は必須です。
私は、オールシーズンでもスタッドレスでも、タイヤチェーンは常備しています。

ちなみに、四国の高速道路では、他の地域ならチェーン規制になるような状況でも
チェーン規制にはせず、通行止めになる場合がほとんどです。
チェーンやスタッドレスタイヤを装備していない人が、あまりにも多いためだと思われます。

チラッと検索してみると、Q&Aサイトの回答で
M+Sタイヤは、冬用タイヤとしては扱われないというような
誤った回答をしている人がいて
しかも、それが正解として扱われている場合もあったりで
余計な混乱を引き起こす原因になっているようです。
基本的に、M+Sタイヤは冬用タイヤとして扱われます。


誤解のないよう、念のために付け加えておきますが
私は、オールシーズンタイヤでの雪道走行を推奨しているわけではありません。
拡大画像 なし