No.01 ランタン
No.02 シングルバーナー (1)
No.03 シングルバーナー (2)
No.04 シングルバーナー (3)
No.05 ツーバーナー
No.06 キッチンテーブル
No.07 ベンチ
No.08 チェアー
No.09 テント
No.10 タープ
No.11 ペグ
No.12 テーブル
No.13 シュラフ
No.14 調理器具
No.15 照明
No.16 BBQグリル
No.17 食器
No.18
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ガソリンランタン
model 2000 750J ノーススター2000 【コールマン】
●照明度:360キャンドルパワー ●燃料タンク容量:940cc ●燃焼時間:7〜14時間
●サイズ:17.3(直径)×34.3(高さ)cm●本体重量:1.8kg
●使用ジェネレーター:2000-589R ●使用グローブ:2000-043R
左はカタログ写真です。
このランタンも現行品です。何故現行品であることを断るかというと、この手のもんはビンテージ物とも言うべき中古品(失礼)が多く存在します。
歴史も古く基本設計はずっと変わらない物ですから、それらも実際に使用出来ますし、やはりアンティークならではの趣が感じられます。
まあ、自虐的な意味をこめて現行品であることをここでは明記している訳です。
しかし、現行品って事はつまり最新式って事ですので、使い勝手や安全性、性能ではまったく劣る物ではありません。補修部品も手に入りやすいでしょうし、消耗品の事もあります。ディープなファンで無いならばあまり、あっちの世界に足を踏み入れる事の無いよう自重するべきでしょう。(笑)
本品の特徴はなんといってもその光量でしょう。360キャンドルパワー(ローソク360本分)白熱電球230W相当ということです。実はまだ実際に使用していませんので確かめてはいません。いずれ加筆します。
他にロック機構のないポンピングノブに着火装置。ゴムのベースにグローブ保護のメッシュなど、豪華な装備が施されています。このへんがちゃんとしたファンが嫌う理由でしょうね。そう、こいつは多分人気がありません。その人気の無さが上記のような特徴的な豊富な装備と過剰な明るさに起因するところが皮肉とも取れます。
私としては明るい方がいいし、使い勝手が良いのを否定はしませんので満足しています。気持ちはわかりますがね。
使用方法は基本的にストーブと同じです。マントルを装着して、から焼きして置くことが必要です。
マントルとはナイロン(?)メッシュで出来た電球のフィラメントに値するもので、気化ガソリンがこれにぶつかり燃焼する事で発光します。新品装着時にはあらかじめ火をつけて灰化させておく必要があります。
灰になってるので手荒に扱うと破けてしまいますので、予備のマントルは必携ですね。
そうそう、こいつはレギュラーガソリンも使用可能です。どっちにしても白ガスなんてもんは使わないのでいいんですけどね。
使ってみました。
いやはや、明るいですよ。初めて見たランタンがこれだったら他のランタンは暗くって役立たずに写るでしょう。明るすぎると言えばそうかな、うん。
マントルの装着と空焼きでうまくやらないと真価が発揮出来ません。通常の手順どうりですが、空焼きがほぼ終わった時点でガスを出しうまく初点灯させると蛇腹のマントルが綺麗に縮んでチューブ状になります。一回目は失敗していい形になりませんでした。そのまま使って破けた後、二個目は成功、一勝一敗。換えのマントルはほんとに必携です。
2005/8/21 追記
先述の通りノーススターには電子着火ユニットが装備されています。本体裏側に差し込まれるように装着されているのですが、いやはや、ものの見事にぶっ壊れました。
先日の夏の恒例花火宴会にて使用したのですが、その使用前の給油と清掃をしている段階で、何か小さな黒いものが燃焼空気取り入れ口からポロリと落ちたのには気付いてました。しかしこのときは別段気にも留めず(←おいおい)パッキンか何かのカスかなあというくらいに思っていたわけです。
その日は問題なく使用でき事なきを得たのですが、後で片付けのために掃除して何の気なく着火ユニットをはずしてみると...
おいおい(涙)
大きくいくつかに割れた破片と粉に近く細かく砕けた破片。仔細に眺めるもこれといった打痕は無く衝撃を与えた覚えも無い。上面には白く曇ったような跡と側面に液だれ模様、まったく応力の想像できない破壊のされ方から溶剤によるクラックと想像します。
しかし、当然溶剤などは使用しておらず中に入っているのはレギュラーガソリンのみ。ノーススターは一応レギュラーガソリン使用可能な機種なのでガソリンに侵されるはずは無い。はずはないが、いかんせんアメリカ人の作ったもの。なんとなく不安も残る(笑)
と、言うわけで、コールマンジャパンに問い合わせをして見ました。
破損部品の写真をサーバーにupした後、公式webサイトから写真へのリンク付きで状況の説明と対応のお願いをしたところ、レスポンス良く翌日にはメールが届きました。
写真を確認したこと、溶剤による侵食と思われること、現品を着払いにて送付して欲しいとのことを書いた上で下記についての情報を求められました。
1:本体の保管場所(具体的にお答えください。)
2:保管場所の近くに揮発性の物質を置かれていますか?
3:使用燃料(具体的にお答えください。)
せっかくなんでそそくさと梱包して(本体ごと送れとのことでした)コメントも付けて週末に発送したワケですが、これまたレスポンス良く現品到着し確認した旨メールにて知らせが届きました。10日ほどで対応決定するということでしたから、その後色々調べてくれるつもりだったのでしょう。私としては見解書とか出してくれるんかなと期待したりもしつつ、しばらくは文字通りのお預けとなりました。
一週間ほどで返答のメールが届きました。参考に文面を引用させていただきます。
☆ココから引用☆
「弊社の品質管理部にて自動点火装置を拝見しましたところ、鏡面仕上げの一部に白化した跡がございました。この点を基に燃料に含まれる溶剤による影響という仮説を立て、自動点火装置に採用している同素材に純正ホワイトガソリンとタンク内の燃料を塗布するという実験を行ないました。
その結果、ホワイトガソリンを塗布したものに変化はありませんでしたが、**様のランタンのタンク内から採取した燃料を塗布した試験片は白く変化した後、クラック(ひび)が発生しました。これはご使用いただいている燃料に含まれる添加剤の中にプラスチックを侵す成分が入ってるものと思われます。
通常、ノーススター2000ランタンは『ホワイトガソリンが入手困難な場面において一時的に無鉛ガソリンが使用可能』なモデルですが、現在お使いいただいている燃料は器具に対して悪影響を及ぼす恐れがございますので、ご使用をお控えくださいますようお願い申し上げます。
また、ベンチレーターやガラスグローブに大量のススが付着していたことから未気化の燃料をバーナー内に送り込み過ぎた結果、自動点火装置のあるスペースへ燃料が垂れ落ちたものと思われます。取扱説明書を良くお読みの上、純正ホワイトガソリンをお使いいただければ幸いです。」
☆引用終わり☆
文頭に挨拶があり、その後上記の丁寧な説明文(テンプレとは思えない)が続き、最後に良品でのテストでは問題なく燃焼したので本日返送すると書かれてありました。
後日返送された私のランタンには、先のメールの通り新しい電子着火装置がセットされ、新品のマントル2枚(一袋)まで同梱されておりました。
えらい!!
通常使用してはならないレギュラーガソリンを使ったために起こったトラブルにも関わらず、糾弾することなく丁寧で迅速な対応をしてくださったコールマンジャパンさんに対し敬意を表します。新しい点火装置もらったから言うわけではありませんけど、これは凄いことだと思いますよ。確かに期待はしてましたけど、(←おい!)蹴られて当然の事例と自分でも思っています。いやほんとありがとうございました。
コールマンジャパンマンセー!
> コールマンジャパン様
メール文引用は純粋に敬意を表すためのものであり、万一不都合ありましたら即削除いたしますので連絡いただきたく。
P.S.
ガソリンに問題あり。
あのオートランド手前のセルフGSで買ったガソリンに原因があったわけで、もしかするとなんか混ぜてるのかも...でも、こないだ耐久で4時間走ったよ。特に何も問題は無かったと。
バイクって意外と何でもいいのかも(涙)
追記 2006.12
また、割れました。保管中の気化ガソリンの影響のようです。どうしようか。。。
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