音に歯切れを持たせるエキサイターの製作です。
回路の説明
回路図
まずオペアンプU1で、バッファリング(U1)を行います。 次に、オペアンプ(U1)の2つ目の位相器(オールパスフィルタ)で位相をずらします。さらに、U2の1つ目で5KHz程度をカットオフとしたハイパスフィルタで高域成分を取り出します。この成分がエキサイターの秘密の部分です。 この位相遅れ&高域成分を原音(無処理音)と加算器(U3)によってブレンドし好みの深さにVR1で調節します。 ブレンドする際に正相、逆相をSW1での選択を行うとまた一味違った特性の音になります。好みによって使い分けてください。 正極の場合 正極の場合は、10KHz近傍にバンドパスフィルタのような特性になります。歯切れの良いサウンドになります。負極の場合
まずオペアンプU1で、バッファリング(U1)を行います。 次に、オペアンプ(U1)の2つ目の位相器(オールパスフィルタ)で位相をずらします。さらに、U2の1つ目で5KHz程度をカットオフとしたハイパスフィルタで高域成分を取り出します。この成分がエキサイターの秘密の部分です。 この位相遅れ&高域成分を原音(無処理音)と加算器(U3)によってブレンドし好みの深さにVR1で調節します。 ブレンドする際に正相、逆相をSW1での選択を行うとまた一味違った特性の音になります。好みによって使い分けてください。
正極の場合
正極の場合は、10KHz近傍にバンドパスフィルタのような特性になります。歯切れの良いサウンドになります。
負極の場合
負極の場合は、5KHzくらいにディップがあり、それから高域が持ち上がってきます。フェイザー風なサウンドが得られます。
好みのサウンドに変えるには・・
回路の定数などを変えるといろんな音に変化します。
これが自作の醍醐味! 世界に1つの自分だけのエキサイタを作ってください。
C4(0.022μF)を変化させるとピーク又はディップの周波数が変化します。(大きくすると低くなり小さくすると高くなります)
部品表
種 類
部品番号
値 又は 型番
数
備 考
IC
U1 U2 U3
TL072CP
3
DIP8ピン 汎用ディユアルOpAmp4558などでもOK!
ICソケット
DIP8ピン
ダイオード
D1
1SR139-400
1
1A程度の整流ダイオード
LED
D2
お好みで!
抵抗器
R1 R2 R3 R5 R6 R7 R9 R11 R12
10k
9
1/8W〜1/4Wカーボン抵抗
R4
1M Ω
1/8W〜1/4Wカーボン抵抗
R8 R21
4.7kΩ
2
R10 R19
1kΩ
R13 R14 R15
22kΩ
R16 R17 R18 R20
100kΩ
4
コンデンサ
C5
0.0022μF
フイルムコンデンサ
C6
0.0033μF
C1
0.01μF
C4 C7
0.022μF
C2 C3
100μF
アルミ電解コンデンサ
C8
10μF
タンタル電解コンデンサ
標準ジャック
J1
3極ステレオタイプ
6.3Φ
J3
2極モノラルタイプ
DCジャック
J2
2.1Φ
スイッチ
SW
DS-008 6P
フットスイッチ
SW1
小型トグル
単極双投トグル/SPDT
電池スナップ
V1
OO6Pタイプ
可変抵抗器
VR2
10KΩ(B)
EXCITE LEVEL用
つまみ
基板
2.54ピッチのユニバーサル基板をお勧めします。
ケース
ノイズ削減と加工性からアルミ製のケースをお勧めいたします。
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