回路図
U1,U2の4つのオペアンプによって、オールパスフィルタを作成します。このオールパスフィルタは、周波数―振幅特性には変化がなく、周波数−位相特性のみ変化するフィルタです。すなわち、周波数によって位相が変化する回路なのです。位相が変化した信号(R25)と変化していない信号(R24)は出力段で加算されます。すると、
- 同じ位相の周波数は2倍(実際は抵抗器の加算なので1倍)
逆位相の周波数は0倍(音が無い) それ以外の場合は、位相の差によってさまざま。 結果的に、周波数によって信号が無くなる部分が発生します。この様なフィルタを、ノッチフィルタと言います。
U1で作成する変調回路によってFETQ1〜4の流れる電流が変化し、それに伴いオールパスフィルタの値が変化し位相が変化します。結果的にノッチフィルタの周波数も変化し、「シュワン、シュワン」のいう音になります。
又、
最後に、コンピュターシミュレーションの結果を示します。
次に調整です!必ず新しい電池を使用して下さい。電池が古いと効果が現れません!VR2(SPEED)をフルにします。そして、VR1を変化させて下さい。「プルプル」と音が揺れるところにあわせます。 次に、SPEEDを少し遅目にして、再度VR1を微調整します。滑らかな回転感が得られ,且つ歪みが少なくなるように、根気よく調整して下さい。
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