トレモロ

懐かしいのグループサウンズが復活です。

キットあります。    sub_phaser_html_smartbutton1.gif

 

回路の説明

回路図(schematic)
 

トレモロ回路の要、VCA部の説明をします。右下の回路図が原型になります。アンプのゲインは式(1)で求める事ができます。
ここで、R4を変化させたらどうなるでしょう。R4が小さくなれば、ゲインは大きくなります。逆に大きくするとゲインは小さくなります。これを利用すればVCAになる事が分かります。
R4の代わりに電圧で変化する抵抗器を使えば、ゲインを電圧で制御できそうです。そこでQ2のJ-FETが登場です。

J-FETは代表的な電圧可変抵抗素子であり、このJ-FET、Q2のゲートへ制御信号である三角波を送ります。それで、自動的な音量変化が可能になる訳です。
深さの調節は、Q2のドレインからゲートへの負期間によって行います。負帰還が多くなると抵抗値変化が少なくなり、浅い掛具合になります。


好みのサウンドに変えるには・・

 

回路の定数などを変えるといろんな音に変化します。これが自作の醍醐味! 世界に1つの自分だけのトーンボックスを作ってください。

深く掛ける。

    R9(22kΩ)を小さめにすると若干ですが深く掛ける事ができます。

出力音量の調整。

    VR1のトリムで可変範囲ではうまくいかない場合は、R3の値を変化させる事で最終音量を調整可能です(式(1)を参照)
    R3を小さくすると出力が大きくなります。

 



部品表

種 類

部品番号

値 又は 型番

備 考

IC

U1

NJM4558D

1

DIP8ピン 汎用ディユアルOpAmp4558ならOK!

ICソケット

 

 

1

DIP8ピン

トランジスタ

Q1

2SC1815

1

汎用NPNトランジスタ1

トランジスタ

Q2

 2SK170BL

1

Nch J-FET

LED

D1

 

お好みで!

ダイオード

D2

1N4007

1A程度の整流ダイオード

抵抗器

R1 R7 R8

1kΩ

3

1/8W〜1/4Wカーボン抵抗

抵抗器

R2 R12 R14

4.7kΩ

3

 1/8W〜1/4Wカーボン抵抗

抵抗器

R5 R13 R15

10KΩ

4

1/8W〜1/4Wカーボン抵抗

抵抗器

R3

15kΩ

1

1/8W〜1/4Wカーボン抵抗

抵抗器

R9

22kΩ

1

1/8W〜1/4Wカーボン抵抗

抵抗器

R17

47kΩ

1

1/8W〜1/4Wカーボン抵抗

抵抗器

R16 R18

150kΩ

2

1/8W〜1/4Wカーボン抵抗

抵抗器

R6 R10

220kΩ

2

1/8W〜1/4Wカーボン抵抗

抵抗器

R4

1MΩ

1

1/8W〜1/4Wカーボン抵抗

コンデンサ

C1 C6

0.01μF

2

フイルムコンデンサ

コンデンサ

C7

0.1μF

3

フイルムコンデンサ

コンデンサ

C2 C3 C8

10μF

3

アルミ電解コンデンサ

コンデンサ

C4 C5

100μF

2

アルミ電解コンデンサ

標準ジャック

J1

3極ステレオタイプ

1

6.3Φ

標準ジャック

J3

2極モノラルタイプ

1

6.3Φ

DCジャック

J2

 

1

2.1Φ

スイッチ

SW

DS-008 6P

1

フットスイッチ

電池スナップ

V1

OO6Pタイプ

1

 

可変抵抗器

VR1

10KΩ(B)

1

TRIM用

可変抵抗器

VR2

100KΩ(A)

1

DEPTH用

可変抵抗器

VR3

50KΩ(B)

1

SPEED用

つまみ

 

 

3

お好みで!

基板

2.54ピッチのユニバーサル基板をお勧めします。

ケース

ノイズ削減と加工性からアルミ製のケースをお勧めいたします。

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