ミニブースター+

sub_phaser_html_smartbutton1.gifキットあります。 

 

 

人気のミニブースターにトーンコントロールを付け、出力には高ドライブ能力のバッファーをつけた「ミニブースタープラス」です。
バッファー回路のおかげで低インピーダンス出力ですの長いシールドでもローノイズで且つ高音域の減少も最小限です。

回路の説明

 

回路図 

    回路図を追いながら、ミニブースタープラスの回路図を見ながら動作原理を理解しましょう!
    C1で直流成分を除去し、交流信号は、Q1のJ-FETによって増幅されます。これはゼロバイアス回路といってゲートは直流的に0V   VGS≒-2V前後ですのでVSは2V程度になります。VSとR4からドレイン電流IDがオームの法則で計算できます。

    次にトーン回路ですが、可変抵抗器のセンターに繋がったコンデンサC5が信号線からGND間を移動するような配線になりフィルターのカットオフと減衰量を同時にコントロールすることができます。信号側が下図に周波数特性を載せておきます。橙色の線、GND側が黒線です。GND側の時はコンデンサの両端がGNDですから付けていないと同じ事になりますから、フラットな特性が得られる訳です。

 

    最後はバッファー回路です。Q2を流れるドレイン電流IDの大きさは信号の大きさVDを決めることになりますが、ID=ISですので、RS(R11)に繋がった出力(Q3のコレクタ)から電流が供給され、出力に依存したIDになってしまいます。この場合Q3からの電流注入が大変支配的ですからほぼ100%の負帰還と言えます。結果的に、負帰還のご利益で低歪みで更に低インピーダンス出力になります。


部品表

種 類

部品番号

値 又は 型番

備 考

トランジスタ

Q3

2SA1015-GR

1

PNP汎用トランジスタ

トランジスタ

Q1 Q2 

 2SK30ATM-GR

2

Nチャネル J-FET

ダイオード

D1

1N4001

1

1A程度の整流ダイオード

LED

D2

 

1

お好みで!

抵抗器  

R12 R14

100Ω

2

1/8W〜1/4Wカーボン抵抗

抵抗器

 R4 R7

10kΩ

2

1/8W〜1/4Wカーボン抵抗

抵抗器

 R2 R9 R11

1kΩ

3

1/8W〜1/4Wカーボン抵抗

抵抗器

R1 R8

1MΩ

2

1/8W〜1/4Wカーボン抵抗

抵抗器

R3 R6 R13

22kΩ

3

1/8W〜1/4Wカーボン抵抗

抵抗器

R5 R10

4.7kΩ

2

1/8W〜1/4Wカーボン抵抗

コンデンサ

C2 C5

0.01μF

2

マイラーコンデンサ

コンデンサ

C3 C6

0.1μF

2

マイラーコンデンサ

コンデンサ

C4

10μF/50V

1

アルミ電解コンデンサ

コンデンサ

C1 C7

100μF/25V

2

アルミ電解コンデンサ

可変抵抗器

VR2 VR3

100kΩ(A)

2

 

可変抵抗器

VR1

10kΩ(B)

1

50kΩ(C)がベストです。

つまみ

 

 

3

 お好みのもの。

DCジャック

J1

 MJ-10

1

2.1Φ

ジャック

J2

 

1

3極ステレオタイプ

ジャック

J3

 

1

2極モノラルタイプ

電池スナップ

 

 

1

006P用

フットスイッチ

SW1

 

1

 

基板

ユニバーサル基板

ケース

ノイズ削減と加工性からアルミ製のケースをお勧めいたします。

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