ヴィンテージディスト

 

 キットあります。

ストンプボックスの歴史。 1974年にそれは始まった。歪みの原点と言うべきペダルが今よみがえる。

回路の説明

 

回路図 schematic

ヴィンテージ ディストーションの回路図を見ながら動作原理を理解しましょう!
ギターの電気信号は、C1,R1を経て心臓部のオペアンプに送られます。ここで最大200倍にまで電圧増幅が行われます。増幅率の調整はVR1で行える様になっていて自由に調整可能です。
十分に増幅されたギター信号は歪み生成の為のダイオードD1,D2によって波形上部がカットされます。
ヴィンテージディストーションにはゲルマニュームダイオードを使用しました。シリコンダイオードの様な直線的なカットではなく、少し丸みをおびた風になります。これがゲルマニュームダイオード独特の当たりの柔らかなサウンドの秘密です。
コンデンサーC3は不要な高音をカットする働きがあります。
同様に、C5、VR2のトーン回路も高音域制御の働きがあります。このトーン回路はフルテンにするとトーン回路の影響が無くなります。


好みのサウンドに変えるには・・

 

回路の定数などを変えるといろんな音に変化します。

これが自作の醍醐味! 世界に1つの自分だけのヴィンテージディストーションを作ってください。

● 歪量の調整。
ICの負帰還抵抗R5(1MΩ)を大きくするとゲインがアップし、小さくするとダウンします。 
220KΩ〜2.2MΩ程度で調整してください。

又、R6(4.7kΩ)を小さくしてもゲインアップが可能です。但しシャリシャリとした低音が少ない音になるので、気になる場合は、C4=0.1uFの様にを大きくして調整して下さい。

● 低音の調整。
C4(0.068μF)を大きくすると低音が増し、小さくすると低音が減ります。 0.01μF〜1μF程度で調整してください。

● 高音の調整。
C3(0.001μF)を小さくすると高音が増し、大きくすると高音が減ります。 100pF〜0.01μF程度で調整してください。

又、R5と並列に100pF程度のコンデンサを追加すると高音域が削れます。

● トーンの調製。
C5(0.047μF)を大きくするとトーンのカットオフ周波数が下がり効きがよくなります。
0.01μ〜0.22μFの範囲で試してください。


部品表

部品集めが「よく分からない!」と言う方のためにキットもご用意しました。
ボタンをクリックして、ご利用下さい。

 

種 類

部品番号

値 又は 型番

備 考

IC

U1

uA741

1

DIP8 シングルオペアンプ

ICソケット

 

 

1

DIP8ピン用

ダイオード

D1、D2

1N34A

2

ゲルマニュームダイオード

ダイオード

D3

1N4007

1

1A程度の整流ダイオード

LED

D4

 

1

赤色 5φ

抵抗器

 R3

100Ω(1/4W)

1

抵抗器

 R6, R8

 4.7kΩ(1/4W)

2

抵抗器

R1

 10kΩ(1/4W)

1

抵抗器

 R2

12kΩ(1/4W)

1

抵抗器

 R4, R5, R7, R9

1MΩ(1/4W)

4

コンデンサ

C3

 0.001μF

1

フイルムコンデンサ 102

コンデンサ

 C1

 0.01μF

1

フイルムコンデンサ 103

コンデンサ

 C5

 0.047μF

1

フイルムコンデンサ 473

コンデンサ

C4

0.068μF

1

フイルムコンデンサ 683

コンデンサ

C7

0.1μF

1

フイルムコンデンサ 104

コンデンサ

C2, C8

1μF

2

アルミ電解コンデンサ

コンデンサ

C6

100μF

1

アルミ電解コンデンサ

標準ジャック

J1

3極ステレオタイプ

1

6.3Φ

標準ジャック

J3

2極モノラルタイプ

1

6.3Φ

スイッチ

SW

DS-008 6P

1

フットスイッチ

DCジャック

J2

 

1

2.1Φ

電池スナップ

V1

OO6Pタイプ

1

 

可変抵抗器

VR1

500KΩ(C)

1

DRIVE用

可変抵抗器

VR2

100kΩ(A)

1

TONE用

可変抵抗器

VR3

50kΩ(B)

1

LEVEL用

つまみ

 

 

3

お好みで!

基板

2.54ピッチのユニバーサル基板をお勧めします。

ケース

ノイズ削減と加工性からアルミ製のケースをお勧めいたします。


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