回路図
まず、Q1の回路でギターの信号が十分増幅されます。この回路はJ-FETのソース接地と呼ばれる回路です。この信号の大きさをVR1によって調節しますが、これがFUZZの掛かり具合の調節になります。 次に、Q2の回路に入ります。これは、正位相と逆位相の信号を作り出す働きをします。
そして、逆位相信号がQ3に、正位相信号がQ4のベースにそれぞれ印可されます。Q3、Q4の役目は波形の下半分側だけをそれぞれ取りだし、アナログ的なOR演算をします。これによってFUZZ特有の「ジージー」としたサウンドになる訳です。
最後に1KHzの信号を入れた時のシュミレーションを示します。 図の赤はQ3のみ時の波形、緑はQ4のみ時の波形、青は最終の波形を表していますが、
最終は、2KHzになっている事に注目して下さい。 つまり2倍の周波数になっているわけです。この波形に、ダイオードD1,D2でクリップさせることによってひずみを持たせます。
調整として、VR2を調整して、ノイズが一番小さくなるようにしてください。
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