春 夏 秋 冬 |
本堂に向かって境内左手奥には藤棚があり、開花期には長く垂れた薄紫の花穂が明るい日差しの中で微かな香りを放ちながら風に揺らぎます。藤は、晩春を飾る花として知られていますが、当山ではゴールデンウイークが終わり立夏を迎える頃から咲き始め、五月下旬にかけて見頃を迎えます。藤棚の下で花を愛でていると、その幻想的な美しさに心が安らぎます。 【花の俳句】 立去ればまだ日は高し藤の花 蓼太 【花言葉】 歓迎 【花見頃】 5月中旬~下旬(2007年) ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇ 境内と山裾の境界には約300株の牡丹が植えられており、開花期には新緑の中に紅紫の大輪が色を添えてくれます。中国を原産地とする牡丹は、弘法大師によって、日本に伝えられ広められたともいわれており、その意味では真言宗ゆかりの花でもあります。その咲く様は、花王の名に相応しく、華麗で気品に満ちており、訪れる人の目を楽しませてくれます。 【花の俳句】 牡丹百二百三百門一つ 阿波野青畝 【花言葉】 壮麗、富貴 【花見頃】 5月中旬~下旬(2007年) |
牡丹(ぼたん)-平成19年5月8日撮影-
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