那須波切不動尊金乘院
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波切不動尊
とげぬき・子安地蔵尊
本堂祭壇
大日様と聖天様(大聖歓喜天)
子安地蔵尊
本堂祭壇
奥の院地蔵堂
雲水薬師如来
わらべ地蔵
わらべ地蔵
関東三霊場・滝のある寺 那須波切不動尊金乗院
本堂
願通大師
大日様と聖天様が祭られている大日堂
金色願叶龍神と波切不動尊
慈母観音
金色願叶龍神
大日堂と明運星のある境内
明運星の表(金剛界五如来)
明運星の裏(胎蔵界五如来)
明運星
鐘楼堂
那須波切不動尊 金乗院のご案内
写真構成ガイド ●本堂[No.1]
当山(高野山真言宗 北照山 那須波切不動尊 金乗院)は、栃木県の那須塩原駅より南に約2㎞、稲荷山の南端に開かれた霊場です。ご本尊は、不動明王で本堂の中央正面には由緒ある御仏像が安置されております。
●波切不動尊[No.2]
境内奥にお立ちの波切不動尊は、高さ約6メートル、重さ11トンで、著名な仏師・広田佳胤氏が九州福岡で一心を込めて彫られました。一枚岩の石仏として造られた波切不動尊としては日本で最大の仏様です。人生の見えない荒波を切ってくださる、このお不動様は、右手頭上にかかげる利剣により一切の諸難を断ち、左手の綱により弱き人の心を強力につなぎ止め、後方紅蓮の大火炎により一切の悪を焼き尽くし、さらに、頭上金色の蓮華の上に乗せてまで、願主の人生を切り開き助けて下さるという、強い智恵と広大な慈悲の心をもたれた有り難い仏様です。加えて、このお不動様の下には、北関東三十六不動尊霊場全てのお砂が納められています。どうか御参拝の皆様には、出来ますれば直接手を触れてお参りいただければお不動様もお喜びのことでしょう。
●金色願叶龍神[No.14/No.16]
古来、水の神であります龍神様に願掛けをし、願いが叶った暁には、金色の光りを放ち天に昇天すると言い伝えられています。どうか参拝の皆様には、不動の滝(朝虹の滝)におられる金色願叶龍神様に向かって静かに手を合わせ、一心にお祈りください。また、男女を問わず滝行希望の方はお申し出ください。
●霊水薬師如来[No.9]
人間、この世において健康は何よりの宝です。皆様には、薬師様の真言(オンコロコロ センダリ マトウギ ソワカ)を一念に唱えながら、薬師様に向かって(自分の体の弱い部分と同じ部分に)、不病水[特殊浄化水(πウオータ-水)]をやさしく三回かけた後、薬壷の霊水を飲むことにより健康な身心を頂くことができます。
●願通大師[No.12]
この弘法大師様の下には、四国八十八ヶ所霊場並びに中国青龍寺の大切なお砂が敷いてあります。「南無大師遍照金剛」と唱えながら、一心に祈りを込めてくぐればきっと願いが通じるでしょう。
●慈母観音[No.15]
母が子を慈しむように、温かい慈しみの眼差しで、衆生を見守って下さる慈愛に満ちた観音様です。優しいお顔と、命に恵みを注ぐお観音様にお参りするご家族姿は、万物を育む生命力に満ちており、参拝する皆様の心を和ませてくれます。
○慈母観音様参拝の法
観音様の土台は八角形になっており、「慈母観音」と記された正面より、左手の方へ時計回りに、観音様の御真言である
「オン ア ロ リ キャ ソワ カ」
観音様の御真言
という七つの梵字が一文字ずつ土台の壁面に刻まれております。お参りは、正面で観音様に祈った後、左の方から梵字に手を当て、しっかりと念じながら廻り、ご参拝ください。因みに、足元の石は東日本大震災で壊れた観音様の土台石で、その下には日本百観音霊場のお砂が敷いてあります。
●わらべ地蔵[No.10/No.11]
この六体のわらべ地蔵様にお参りしていると、自然に心が温かくなり、自分を反省し、人に感謝する素直な優しい心がわいてきます。そして、思わず「お地蔵様」と頭を撫でたその時に、美しい「わらべ」の心、本当の「仏」の心になれるのです。手が痛い方は手を、足が痛い方は足を、お地蔵様を撫でながら、また不幸にしてこの世に生をみなかった我が子を思い出してあげてください。きっと、その思いはお地蔵様に通じることでしょう。皆さんも、このお地蔵様をお手本に、いつもにこにこ「わらべ」の心を忘れずに暮らせますようお祈りします。
●大日様・聖天様[No.5/No.13/No.17]
この御堂の中心に祭られている大日様は、不慮の事故により、左足、左手、右眼を無くされた市内在住の佐藤豊昭氏が残されたもので、半身のみで精魂込めて彫られた仏様です。また向かって右手の仏様は、商売繁盛の祈願を成就される聖天(歓喜天)様です。
●奥の院地蔵堂[No.8]
弘法大師が唐に渡られ受法の後、天馬の迎えを得て、印度に如来の聖跡を巡拝せられた時、伽羅陀山で地蔵菩薩と御誓約されました。御帰朝の後、有縁の地をえて勧請しようと念願された所、奥羽方面飛錫の途中、当地に於いて彼尊の霊夢に会い、夜の内に尊影を彫刻し勧請し此の地を霊場と定められました。この地蔵堂は大正7年から十年の歳月をかけて完成したもので、総欅造りに切妻破風入母屋造で建築され、方形の上に軒と直角に切妻破風を四方から載せ、軒が中央で交わり前面に唐破風の拝殿が向いています。外部には破風・懸魚・斗供の彫刻が施されています。
●子安地蔵尊[No.6]、とげぬき・子育て地蔵尊[No.3]
安産・子育祈願等を行う際にお参りする菩薩様です。地蔵堂内下陣欄間には、弘法大師様の一生が十余の場面に、須弥檀上部には賽の河原地蔵と飛天が丹念に彫り込まれています。
●明運星[No.17/No.18/No.19/No.20]
明運星は、高さ180cmの御影石でできた星形の碑で、表には智恵の曼荼羅(金剛界)五仏の、裏には慈悲の曼荼羅(胎蔵界)五仏の梵字が刻まれています。また、中央にある五角形の空洞には、宇宙を表す「地」「水」「火」「風」「空」の凡字が刻まれており、この空洞を通り抜けることで厄が落ち、運気が開くとされる日本で唯一という大変貴重な有り難い星です。作法に則ってお参りすれば運が開け、とくに星祭りが行われる節分の日にお参りすると願いが叶うことでしょう。お祈りの仕方についてはこちら<明運星の祈り方>をご覧ください。
●鐘楼堂[No.21]
毎年、大晦日は、この鐘楼堂で「除夜の鐘」が突かれます。除夜の夜とは、真っ暗で何も見えない闇のことであり、邪心のために真の姿が見えない状態を意味しています。ここでいう邪心とは、108にも及ぶ私たちの心の迷いであり、煩悩をいいます。一年の最後に突く「除夜の鐘」は、これらの煩悩をひとつ一つ打ち払って、清らかな心で新年を迎えるという意味です。また、年間を通してお参りの際には、心を込めて「南無大師遍照金剛」と唱えながらお突きください。
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