本堂の前に広がる花壇や裏手の霊園前には、薄紫色のコスモスが咲き、爽やかな秋風に揺れながら、見頃を迎えます。 花弁の形が桜に似ているところから和名で「秋桜(あきざくら)」とも呼ばれ、秋の代表花として親しまれていますが、原産はメキシコで、 日本への渡来も比較的新しく明治の中頃とされています。
花名は 「宇宙」の意を持つ「COSMOS」と同じですが、語源はギリシア語の「美しさ」「飾り」「調和」という意味の「KOSMOS,
COSMOS」からきており、星が整然と配置されている状態という意味で付けられた「宇宙」と同様に、
花びらが綺麗に咲き揃う様から呼ばれるようになったといいます。 大日如来を
「宇宙」の根源的な生命力とみなす真言宗ともご縁がある花といえます。
【花の俳句】
コスモスを離れし蝶に谿(たに)深し
水原秋櫻子
【花言葉】
乙女の真心 赤:愛情、調和 白:純潔、優美
【花見頃】9月中旬~下旬(2007年)
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