伝聖クリュソストモス

過越祭講話

――オリゲネスの伝承における三講話――

朱門岩夫 訳

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最終更新日18/12/27


 

第一講話

序文

ユダヤ人のパスカとキリスト者のパスカ

解釈の方法

小羊の奉献

1 日時

一年の諸々の月の元

小羊は十日に取られ、十四日の夕暮れに屠られる

2 場所

一軒の家

肉を外に持ち出してはならない

3 生け贄

完全な

雄の

一歳の

羊もしくは山羊の中から取りなさい

 


 

第二講話

血の塗布と食事

1 血の塗布

私はその血を見て、お前たちを守る

二本の柱と鴨居に

2 食事

その夜、その肉を火に焼いて食べよ

苦菜に添えて種なしパンを

肉を生のまま食べてはならない

水で煮てはならない

火に焼いて食べる

頭と足を一緒に

そして内蔵と

朝まで残してはならない

残りは火で焼かれねばならない

その骨を折ってはならない

結び

 


 

第三講話

食事の前・最中・後

1 聖体拝領の準備

異質なものを切断する

2 聖体を拝領するための心構え

旅の身なり

腰に帯をし

足に履物を着け

手に杖を持って

急いで食べよ・これは主のパスカである

3 拝領後の振舞い

種なしパン

七日間

第一日と第七日は聖なる日と呼ばれる

いかなる仕事もしてはならない

結び

 


 

以上