木下秀人の閑談



私の経歴
長野県飯田市に1932年生まれた。赤石山脈と木曾山脈の間を天竜川が流れ伊那盆地を形成する。その中心都市が風光明媚な飯田であった。終戦が中学1年、大学は東京に出てほとんど寮生活。1955年日立に入って茨城の工場勤務4年、本社に出て社長室で米国での転換社債の私募による時価発行を担当したのが初めての米国体験であった。
その後秘書時代にニクソンショックとオイルショックを経験、研究所総務・本社教育を経て、系列会社の総務時代にブラックマンデーがあった。さらに証券代行会社に移りバブル形成と崩壊を資本市場において体験し、1999年会社勤務が終わった。
会社勤務の44年間に、高度成長で米国に追いつき、先進国の一員となってバブルを引起こし、その崩壊から構造改革まで目まぐるしい変転を会社の現場で体験できたのは有難いことであった。
この未曾有の時代に生を受けいろいろ考えることがあった。パソコンやインターネットのお蔭でそれを発表できることはうれしい。市井の理屈っぽい変人のたわごとですが、ご覧頂ければ幸甚です。

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目 次
2015年の初めに
ロシアの歴史雑観

2014年の初めに
アベノミクスについて
東西歴史散歩(1)日本の近代化ー島崎藤村の「夜明け前」を読んで
(2)西欧とイスラムの近代
(3)中国の近代と現代

2013年の初めに
和辻哲郎・丸山真男・加藤周一
米国の民主主義
ソーシャルキャピタル=絆と日本語・日本社会

2012年の初めに
(1) 米国不況・EU債務危機・・日本の債務危機再論
(2) アラブの春・トルコ・イスラエル・米国
(3) 丸山真男と和辻哲郎
(4) 村田聖明氏の大戦下米国留学記とわが米国観
(5) 終戦前後の中学1年生

2011年の初めに
(1)日米民主党政権の1年
(2)失われた20年ー戦後日本の総括について
(3)「やせ我慢」と倫理について
(4)日本の政府債務危機について
(5)地震と津波と原発事故

2010年の初めに
(1)自民党の大敗、民主党政権の登場、二大政党制の行方
(2)リーマン・ショックと各国の不況対策、金融政策の役割、内需拡大論
(3)金融資本主義のつまずき、世界不況、米国の覇権の行方
(4)オバマ政権の成立と世界、民主主義・市場経済と歴史

2009年の初めに
ローマ帝国とキリスト教会(前編)
ローマ帝国とキリスト教会(後編)
オスマン帝国と西欧(前編)
オスマン帝国と西欧(後編)
トルコ近現代史(前編)
トルコ近現代史(中篇)
トルコ近現代史(後編)

2008年の初めに
イスタンブールとトルコ
インド仏教美術の旅
日本の構造改革と日本人の心性
日立の人々改訂版

2007年の初めに
金利とデフレ
イスラムと近代社会
世界史の中のイスラム
イスラム雑観
わが遍歴

2006年の初めに
木下農場始末記(上)
木下農場始末記(下)
木下の起源について
木田元、現代の哲学(上)
木田元、現代の哲学(下)
イスラムの思想と社会(上)

2005年の初めに
中東問題の歴史的起源について
哲学の三つの伝統
野田又夫氏の「日本思想史」
呪術・宗教と哲学・理性ーわからないことの処理
木田元氏の「反哲学史」
木田元氏の「マッハとニーチェ」

2004年の初めに
米国の世界戦略−CIAと民主主義
飯田藩補遺−山口お藤と太宰春台
木越安綱と山本権兵衛―明治篇
木越安綱と山本権兵衛―大正篇

2003年の初めに
飯田藩の江戸時代と明治維新
本居宣長について
子安宣邦「本居宣長」
野口武彦「本居宣長の古道論と治道論」
和辻哲郎「尊王思想とその伝統」(上)
和辻哲郎「尊王思想とその伝統」(中)
和辻哲郎「尊王思想とその伝統」(下)
宣長の医学論
石田一良「カミと日本文化」

2002年の初めに
日米戦後の経済成長(改定)
ドラッカーについて
朝鮮と日本―開国から併合まで

日米戦後の経済成長
日本の金融政策98−99
株価と金利
2001年の経済予測
クルーグマンの小泉政権論
神野直彦氏の改革提言、武田龍夫氏のスウェーデン
日立の人々改訂版

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